7月、梅雨明けまでの句

2012年07月18日 | 俳句
●7月1週
~五月晴 暑き一日 暮れてゆく~
  今では五月晴は5月の晴天を言いますが、
  旧暦では、実は梅雨の休みで晴れ上がった日を言うということを
  俳句を始めて知りました。

~池の水 雨多ければ 水澄めり~

~梅雨半ば 一日おきの 雨と晴れ~

~梅雨なかば 晴れて猛々しき緑~

~雨降りて 水辺うるわし 半夏生~
  「半夏生」にはすっかりお世話になりました。
  まだまだきれいな緑と白のツートンを楽しめます。
  好きな植物になりました。



●7月2週
~戻り梅雨 あと一週の 我慢かな~
  ほぼその通りになりました。予言的中。

~梅雨明けを 期待しながら 帰る道~

~梅雨明くる 時や遅しと 耐えており~

~どんよりと 山の端けぶる 戻り梅雨~

~小川さえ 梅雨の終ひは ごうごうと~
  強い雨が降った明くる朝は、大久手池から落ちてくる小川の音が、
  信じられないような大きな響きとなって、驚きました。
  散歩をするようになって知った、近所の自然です。



●もうすぐ梅雨明け。鬱陶しくてもこの時期は、いろんな花がきれいです。
~散り落ちて 額紫陽花や 寂しけり~
  星のきらめきのような額紫陽花(がくあじさい)を一杯見ましたが、もうお終い

~しとやかに 出番を待てる 百日紅(さるすべり)~
  枝の先に少しだけ、ピンクの花が咲き始めたのを発見・・・

~花々の 栄枯盛衰 暮れの梅雨~
  夏に向かって、花の入れ替わる時期です



●そろそろカウントダウン・・・。
~梅雨の空 ふうとふ喫茶で 汗ぬぐう~
  クラス会当日、早めに行って、二次会場を下見して汗をかきました。
  「ふう」という喫茶店を見つけて休憩、アイスコーヒー・・・。
  また行きたくなるような、雰囲気の良い店でした。
   ※品のいいおかみさんと、会話してしまいました。
   ※とふ=といふ、でいいのかな?

~梅雨空の もとに集いし 十六名~
  昨日のレポートに書きましたが、16人の団塊男女が弾けましたね

~夏空の やふな梅雨空モデルハウス~
  クラス会翌日、月曜日の海の日は、なぜか娘を含む3人で長久手の住宅展示場へ
  スエーデンハウスと三井ホームを見学・・・意味はない
  まだ梅雨明け宣言はなかったが、もう夏空


●7月17日、とうとう梅雨明けのニュース! 翌朝(=今朝)の句
 ~梅雨明けの 挨拶うれし 木陰かな~
  いつもの散歩コースで二人の人と会話
  6時の散歩はもう遅い、5時にしないと、というような話題も

 ~梅雨明けリ ミニトマト鈴成りの家~
  出勤途中、小さな家庭菜園に、きれいに並んだ鈴成りのトマトを見つけた

 ~梅雨明けに 飛行機雲の 一直線~
  バスの中から見上げる青空に飛行機雲 パイロットが羨ましい・・・

 ~梅雨明けの 宣言出たり 魚市場~
  柳橋市場の活気も一段と・・・



◎お付き合いいただき有難うございます。人の迷惑顧みず、自己満足で続けます。

5 コメント

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子規に迫らんばかりの (ワイワイキック)
2012-07-18 18:40:50
古風な喫茶店、夏を予感させる百日紅、夏雲を切り裂く飛行機雲、梅雨空に立ち並ぶモデルハウス。味わいのある梅雨のひと月でしたね。

梅雨明けに 緑葉濃く群れ 額紫陽花

梅雨に濡れ ゆったり寝そべる かたつむり
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味わいのある季節 (naka735)
2012-07-19 09:35:51
いやほんとに、
梅雨は味わいのある日本酒で、
カッと照りつける夏は、ストレートのウイスキー、
なんてね・・・。

風呂上りのビールの旨い季節になりました。

※操作ミス部分はこちらで消しておきますね。
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いや~照れます (naka735)
2012-07-19 18:21:20
子規に迫らんばかりの・・・
というタイトルをスルーしてました。

格別のお褒めの言葉を有難うございます。
ますます有頂天になって、
俳句の世界にのめりこみたいと思います。
今後とも切磋琢磨しましょうね。
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Unknown (草花)
2021-06-17 12:28:14
ふうてふ
かなあ、と作句歴7ヶ月てすが、思います。

他の作品も、どれもよくできていて素敵ですねえ。
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コメント有難うございます (健人)
2021-06-17 13:16:30
拙い俳句ブログにコメントを頂き有難うございます。
10年ほど前の、まだ自己流で始めたばかりの時のブログです。今から思うと俳句の基本を逸脱している句が多く、冷や汗ものです。
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