悪いうさぎ・・・若竹七海

2009年05月23日 | 読書
う~~ん。がっかりした!

前哨戦・序盤戦とぜんぜん面白くなく、
前半戦・中盤戦とそこそこ楽しめたが、
後半戦・終盤戦あたりで、
不注意な主人公が一度ならず敵の罠にはまり、
ぼこぼこに痛めつけられるだけ。
最後の解決もさっぱりメリハリなく、
何となく解決するような感じで、終り。

これは少女小説?ミステリー?
いちおう女性探偵小説ではあるのだが、
さっぱり主人公に共感が沸いてこず、
どこか女性らしさとか、
かすかな色気とかあってもいいのに、
やたら無鉄砲に突き進むだけの向う見ず。
シリーズ化しているらしいのだが、
これでファンが出来るのだろうか?

行方不明の女子高校生たちも
唯一、「平みちる」だけは何とか助かるが、
他の子たちは
28会というオジサングループの獲物として
とっくに殺されていたという
なんとも現実離れしたつまらないお話でした。

後書きがないのも余韻が無く、
読み終わってただただ寂しく感じました。

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