小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第362回小麦句会投句一覧(7/23選句締切)

2017年07月17日 08時48分57秒 | 15日句会

おはようございます。

大変お待たせいたしました。

大気が不安定です。

気をつけてお過ごしください。

 

兼題:「神宿る島」宗像・沖ノ島からどれか一字を使って
お神楽の大蛇渦巻く天の川   
潮引いて現れる島雲の峰  
沖をゆく船のまぼろし獺祭忌  
夏の雲神の御座せし山隠す   
海の日の沖の静寂に難破船 
海知らぬ鮫の宿命ガラス箱  
記憶漉し帰省相席四国沖 
五月雨るる玄界灘に正倉院  
夏潮に乗って密航沖ノ島  
これよりは宗家の墓域つくつくし   
宗教を借りた戦争血と汗と  
神宿る島どこまでも夏の空  
日雷島の女神の嫉妬かな  
八丈の思い泳ぎと島めぐり 
富士見ゆる小さき島なり夏椿              
宗教に染まりたくない梅雨豪雨  
福祉バス停まって沖に浮くヨット   
母子像の微笑みふたつ梅雨明ける  
万緑の小島に神の宿りたる  
 
テーマ:音楽
路上ライブ蟻のくびれが尻を曳く 
緑陰に千手観音めく指揮者  
ナイターの余興に米の軍楽隊  
李下雑な楽譜起伏が夏盛り 
満天の星の合唱河鹿鳴く  
納涼の夜をしづかにハワイアン   
滝谺隧道叩くシンフォニ ー     
草笛に千曲の流れ歌ひ出す  
合歓の花点るどこかで子守歌  
クワイ河口笛払う夏の虫    
胡瓜もむ圭子怨歌を昨日今日  
帰省子や神楽の笛に迎えらる  
夏の星静かに音符降りはじむ  
遠くからギターの音色夏銀河   
ロックンロールひまわりたちの影がない  
みんみんの打々発止鬼ヶ島 
鼻歌の乱れるリズム夏の雷  
アイドルの解散騒ぎ蒸し暑し  
「音楽」は小説作品梅雨雷雨   
 
雑詠
巴里祭の自由と解放ひとり寝る 
夏座敷大絵図ひろぐ正太郎 
直向きに汗を掻く人美しき 
ミサイルや手出しできない蚊帳の中  
感染し縞蚊やかまし神泉か 
大学の馬を冷してゐる流れ   
一陣の風が憑りつく凌霄花  
夏空へ兵士入場行進す  
雨止むを待たず旅行く蝸牛   
蛙に影踏まれて鬼は鬼のまま   
大出水七夕竹を見送りぬ  
ボロボロな台詞抱えて冷房車 
記憶より小さな池やあめんぼう  
海山のそれぞれの風もう晩夏  
遺伝子の中に母生き玉の汗               
冷蔵庫絶叫聞こえる日暮れかな  
葛餅の三角何も知りませぬ  
元屋敷茗荷の花に雨残る  

灯台の螺旋階段夏の月  

 

★★★
 
選句数(6句選です。)
特選◎1句
並選〇5句
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もちろん選外の句で気になる句がありましたら、コメントしてください。
 
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makietto@nifty.com
 
締切:7月23日(日)24時
 
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