小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第386回小麦句会投句一覧(7月22日選句締切)

2018年07月16日 15時54分26秒 | 15日句会
こんにちは。
子供の頃は夏が来るのが待ち遠しかったです。
またそんな夏になるとよいですね。
 
兼題:打
打合せ通りにゆかぬ登山かな  
真打や逃げる鰻に訊く話芸   
天覧のサヨナラ打茫六月尽   
打ち続け打たれ続けて滝と岩  
雲の峰カーブ打つため左打ち  
路地裏の打ち水の跡清め塩      
峰入りの熊に缶から打ち鳴らし   
見えてくる女の打算沙羅の花  
語り継ぐ代打人生揚花火  
水打つてよき夕影の石畳 
一面の血の夕焼けや水を打つ   
打開策ないが意外な臭い蚊だ 
石灯籠のころげ久しい村万緑       
打水や立ちあがりゆく父の影  
伝言の「逢ひたし」かなぶん窓を打つ  
向日葵や打撃理論はとこしなへ  
記念日の老いたる背に草矢打つ  
水打つて球児の熱気鎮めけり 
夏の雲一回多く打ち返す  
 
テーマ:刺激
伸縮の自由な海馬かき氷  
ひとを待つ袋小路の夏座敷  
雲の峰詩集足したる旅鞄  
海の日や地球憤怒の星となる  
乾杯や奴のビールの飲みつぷり 
激辛のカレー食べつつ汗拭  
山開き北アルプスの写真見る  
刺激され猫の小用か梅雨明ける  
止めどなく百物語続きけり 
寂しげに水鱧弾み逃げしミサ 
笑いの壺は水輪に揺れる青みどろ       
水着からはみ出しものを眩しめり 
激辛のネロの名殺むかき氷   
痩せ烏極暑の屋根を二歩三歩  
短夜やシゲキックス舐め稿終える   
猪垣に流す電流月涼し   
朝カレー喰って田んぼの草取りに  
発禁本回し読みせし夏休み  
両脛を露はにいとし旅浴衣  
 
雑詠
老人の散歩涼しき百貨店  
落下感あり 暗夜の梅雨出水 
木漏れ日の先へ先へと鶉の子   
風鈴の音となりゆく女かな  
普天間の空は紺碧蝉時雨 
巴里祭箪笥の隅のシャネル五番  
二の足の慈悲心喰ふ御器かぶり  
蜘蛛の網残る酒蔵昭和の灯     
青田波風を形にして見せる  
老杉の幹撮るレンズ蝉時雨  
星合や弦を奏でるデュオの指  
暑中見舞いメールで済ます友の多忙 
抗えぬ天の怒りの夏嵐    
御来迎ゆつくり回る地球かな 
軽鳧(かる)の母少し離れて軽鳧の父  
季夏の背に辛かろ唐津贋の花器 
地球儀のじっと動かぬ熱帯夜  
かなぶんがライバル君の泣く四谷        
 
★選句要領
 
★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。
 
★締切
7月22日(日)24時
 
★当番(投句先メルアド)
makietto@nifty.com
 
↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。


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