Panasonicの定額利用サービスでLUMIX G100Dをレンタルし始めてから1か月ほど経ちましたので、G100Dの使用感をお伝えしたいと思います。
まず一番驚いたのは、その大きさと軽さです。
僕がレンタルしているのはG100DWで、フルサイズ換算24mm〜64mmの標準ズームと、同90mm〜300mm相当の望遠ズームのキットレンズがついたモデルです。普段は標準ズームを本体に装着し、望遠ズームレンズとあわせて持ち歩いているのですが、キットレンズ2本とG100D本体の大きさは本当に小さく、とても軽いので、カバンの中に入れ放しでもまったく苦になりません。コンパクトカメラ感覚で持ち歩けるのはとても快適です。
なお、キットレンズというと「抱き合わせで販売されているダメレンズ」と思われるかも知れませんが、G100Dについてきたレンズはかなり優秀そうです。また標準ズーム(LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.)の方しか試せていませんが、とてもよく写ると思います。このサイズ感で、この軽さで、しかも家に届くなりカメラに付けて使い始められるなんて最高です。
G100Dを手に取って次に感動するのはファインダーとボディ背面のフリーアングルモニターでしょう。特にファインダーはとても見易いです。最近はコンパクトデジタルカメラでばかり写真を撮ることが多かったので、ファインダーを覗く機会はかなり減りました。それでも日差しの強い日とかだと背面液晶がほとんど見えなくて困るときがあるのですよね。そんな時にはG100Dのファインダーが心強い味方です。OLEDはとても見易く、視度補正も可能なので、どんな場所でもG100Dで快適に写真を撮れます。
背面液晶は見易さもさることながら、水平・垂直方向の水準器を同時表示できることがとても便利です。これでレンズの焦点距離を画面上のどこかに表示できれば文句なしなのですが、どうやらその機能はなさそうです。残念。
地味に嬉しい仕様をもう少しあげておくと、意外なことにG100Dにはフラッシュが内蔵されています。GN5.1の小さなフラッシュですが、付いていたら付いていたで便利なときもありますし、フラッシュを使ってエモい写真を撮るのも楽しいかもしれないです。G100からG100Dにマイナーチェンジする際にUSB Type-Cに対応しており、普段スマートフォンの充電に使っているモバイルバッテリでも充電できることを確認できました。また、スマートフォンとBluetooth接続すると、撮った写真の位置情報をスマートフォンと連携して取得してくれたり、カメラの内蔵時計をスマートフォンの時刻と同期して時刻修正してくれる機能なども、僕にとっては地味に嬉しい機能です。
このカメラを手に入れた最大の理由と言っても良いフォトスタイル機能「LモノクロームD」は期待以上、予想以上でした。LモノクロームDのフォトスタイルは単にコントラストの高めなモノクロ画像が撮れるだけではなく、粒状感を設定することが出来るので、中〜高あたりの設定にするとあたかもモノクロフィルムで撮った写真をプリントして眺めているような気分に浸れます。個人的にはカラー系のフォトスタイルにも粒状感の設定を設けて欲しかったくらいです。
まだ慣れないのが動画記録ボタンの位置です。写真を撮ろうとシャッターを押したつもりが、意図せず動画の撮影が始まる経験を何度もしてしまいました。僕は基本的に静止画しか撮らないので、動画記録ボタンはもう少しボディ内側に移動してもらえるとありがたいです。設定でこのボタンを無効化したり、他のFnボタンに動画記録ボタン機能を割り当てることは出来るので、今後も慣れないようであれば設定を変えてみようと思います。
G100Dで唯一残念なのはその外見です。G100Dの後に発表されたS9の方がデザイン的には好みでした。G100DはG100Dでもちろん良いのですが、今の僕が欲しいカメラのデザインとはギャップがあるのです。
個人的にはS9のマイクロフォーサーズ版として、G9PROIIのテクノロジーを小型ボディに凝縮したような、GX7MK3の後継製品が出てくれると嬉しいです。
あるいは、もう少しサイズが大きくなっても構わないのでGM5の後継機種を発売して欲しいです。
とは言え、カメラとしてはかなり満足度の高いG100Dなので、これからスナップ写真用のカメラが欲しい方、日常生活で気になったものや出来事をスマートフォンではなくカメラでのんびりと切り取りたい方は、是非お試し下さい!
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