以前何度か書いたように、僕はmacOS Catalina PatcherとOpenCore Legacy Patcherを使って、macOS Ventura 13.4を動かしています。当然Apple社が公式にサポートしている利用方法ではないので、どんな不具合が起きてもおかしくないのですが、実際に使ってみると意外に致命的な問題にぶつかることはほぼありません。OpenCore Legacy Patcherを適用する機種によって異なるであろう制限事項は、Mac Pro Mid 2010の場合、Catalina Patcherが使える状態まで準備できていれば
- macOS標準のかな漢字変換機能が使えない
- USB 2.0対応のハブに接続しないとUSBキーボードなどのUSB機器が使えない
くらいだと思います。
かな漢字変換については自分が使っているすべてのパソコン、スマートフォンでATOK Passportを使っているので、macOS標準のかな漢字変化が使えないことはあまり問題になりません。
ATOKがお好きでない方はGoogle日本語入力でも代用できそうです。
また、USBハブを使わないとUSBキーボード等が使えない点については、手持ちのハブを常時Mac Pro Mid 2010に接続しており、Mac Proと一緒に使っているモニタにUSBハブ機能が搭載されているので、USBハブかモニタにキーボードを接続しておけば、使用上何の問題もありません。
また、僕が使っていて動きがおかしいなと感じることをお話しすると、
- macOS標準の電卓が起動直後に計算ができない(「数値ではありません」を表示されてしまう)
- macOS標準のカレンダで新規予定の登録が上手くいかないことが多い
などがサポート外の環境ならではの問題点かなと思っています。もっとも、あまりWebの記事などで見掛けたことがない事象なので、もしかしたら原因は他にあるのかも知れません。
電卓については他の電卓アプリを使ったり、iPhoneの電卓機能を使ったり、あるいはいっそMac上でMicrosoft Excelを動かしてしまえば計算できますので、これも致命的な問題にはなりません。カレンダについてもWebブラウザやiPhoneでカレンダにアクセスすれば、きちんと予定の入力はできるので、macOS標準のカレンダはRead Onlyの予定確認ツールとして使うことにしています。
WWDC23で発表された新製品の中から何か自分に合う製品を見付けてApple社の売上にきちんと貢献することを考えつつも、10年以上愛用しているこの古いMacはかなり気に入っていて愛着があり、当面お別れする気はないので、Apple社には申し訳ありませんが出来る限り長く使い続けていきたいです。
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