会派の県外視察も三日目盛岡の朝です。小一時間ほど散歩をしました。行き交う方から「おはようございます」と声をかけられ、気持ちのいい朝です。
日本で一番最初にできた第三セクター鉄道「三陸鉄道」は、一部区間を除いて震災と津波のため列車を走らせることができない代わりに、「フロントライン研修」と銘打って、災害の現状視察を提供している。今後復旧に108億円かかるが、国は三陸鉄道の復旧を決めた。災害後、一部区間ではあるが社員の皆さんだけで一部区間だが復旧をさせ市民の足を確保したことが評価されたと自負する。社員はもっか60名。三陸鉄道でも、これまでに地震や津波に備えて列車から乗客を避難させる訓練はしてきたが、海岸から数キロ離れている社屋まで津波が届くとは考えておらず、避難もしなかったという。それくらい「住民にも行政にも油断があった」と、添乗してくれた方が話してくれた。フロントラインには昨年150組3000人が利用、今年度もすでに2000人が利用しているという。
左陸前高田市役所。屋上に逃げた職員は助かった。右「奇跡の一本松」、14日にもモニュメントととして復活させるため奇跡の一本松は伐採される。復活のための基金が2000万円集まっているという。