こんにちは「中川ひろじ」です。

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第376回月曜の声 参院選後の政治

2013-08-20 08:45:13 | 政策・訴え・声
参議院選挙後の政治
■7月29日麻生財務大臣「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」
■8月8日集団的自衛権を認める内閣法制局長官を任命
■8月12日オスプレイ追加配備を容認
■8月16日米軍ヘリ墜落、原因明らかにされないまま訓練再開を容認
 これらは、参院選で自民党が大勝した後に起きたことである。麻生大臣の発言は、桜井よし子氏を理事長とする改憲派のシンクタンクである「国家基本問題研究所の月例研究会」で、この日は麻生財務大臣のほか、西村真悟議員、民主党の笠浩史議員が問題提起を行っています。麻生大臣の「憲法改正も熱狂の中で行うのではなく、静かに取り組みたい」との発言に対して桜井氏は「今こそ熱くまた緊張感を持って憲法改正に取り組むべきだ」と述べています。
 安部総理大臣は参院選で勝利はしたものの、改憲発議ができる3分の2までは確保できなかったので、当面「集団的自衛権の行使」について、これまでの憲法解釈である「集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然です。しかしながら、憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、わが国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、憲法上許されない」としてきたものを個別な事象を列挙して解釈を変更しようとしています。
 96条改憲といい、解釈改憲のやり方と言い、極めて”姑息なやり方”であると思われます。なぜ、こうしたやり方になるのか極めて不思議です。日本国憲法は、「敗戦国に一方的に押しつけられたものだから変えるのは当たり前」と言う人もいます。
一方で知日派で知られるブッシュ政権時代の国務副長官アーミテージ氏は昨年夏の論文で、明確に日米同盟の強化のために集団的自衛権の行使はもちろんのこと平和憲法の改正を行えと言ってきています。(もちろんアーミテージ氏がアメリカを代表しているわけではありません。この点については、5月31日付の週刊朝日は「安倍首相は外交音痴」という題で、孫崎享氏とファクラーNYタイムズ支局長の発言を掲載しているが、ファクラー氏は「日本が現在使っているチャネル(アーミテージ等の「ジャパンハンドラー」は米国を代表する人々でない」と明言している)。
 結局は、アメリカの押し付けによる「憲法改正」と言われないために”姑息な手段”に出ているのでしょうか。
 96条改憲阻止、国防軍はいらない、解釈改憲をゆるさない運動を長野県からもつくりだそう!

コメント
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