弔 辞
中澤規泰様のご霊前に謹んで哀悼の辞を捧げます。
一昨日、中澤さんの突然の訃報に接し、まさかと思いました。ここのところ入退院を繰り返しておりましたが、今回も退院して七月一〇日に予定をしていた松電退職者会の幹事会でお会いできるものと楽しみにしていただけに残念でなりません。
私が中澤さんと懇意にさせていただいたのは、二〇〇〇年に衆議院議員に当選した山口わか子さんの梓川の後援会長をしていただいて以来のことです。私が選挙に出始めてからも引き続き後援会長をお引き受けいただきました。
一緒に国会見学へ行き、一緒に何度も酒を酌み交わし、一緒に挨拶回りをし、一緒に笑い、一緒に泣くこともありました。
「俺は中川が好きだからやるんだ」といつも励ましてくれました。これまでは梓川全域を中澤さんと挨拶回りをしてきましたが、この度の県議会議員選挙では体調がすぐれない中で「下角だけは俺が回る」といってお付き合いをいただきました。行く先々で「中澤さん、調子はどうだい」と声をかけていただきました。本当に地元の皆様に人望のある暖かい、そして確固たる信念をもって生きてこられたことが伝わってきました。相手側の陣営の方からも中澤さんは一目置かれる存在でした。
福島に安心安全なコメをもっていきたいと相談をすれば、一も二もなく協力をしていただきました。
今、考えれば最後にお会いしたのは、県議選の勝利をお伝えしにきた時でした。本当にわが事として喜んでくれました。そう、中澤さんは、いつも我がこととして山口わか子さんを、私や田口輝子さんを、そして新居禎三さんを支え続けてくれました。
私は、中澤さんの遺志を引き継ぎ一人一人が大切にされる平和な社会をつくるため、がんばり続けることをお誓い申し上げます。
中澤さんは、若い時から松電労組の役員を担い、仲間の皆さんを本当に大切にして生きてこられました。きっと今ごろは先に見送った松田章一さんや、杉本文男さんたちと、大好きな日本酒を飲みながら懐かしいお話をしていることでしょう。
中澤さん、本当にありがとうございました。
どうか安らかにお眠りください。
二〇一九年六月二二日
長野県議会議員 中川博司
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます