ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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「クルト・マズーア氏を囲む会」

2009-12-14 23:16:38 | インポート
昨日は、「クルト・マズーア氏を囲む会」
というパーティーに参加させて頂きましたー。

今年のN響の「第九」を指揮するために来日されているクルト・マズーアさん、言うまでもなく、世界的なマエストロです。

たまたま、両親の学生時代の友人が、マエストロ・マズーアさんの奥様(日本人)なんです。なので、私ももぐりこませてもらってきました。

パーティーのどさくさにまぎれて、マエストロと握手させて頂きました
マエストロの手は、あったかくて、そして、私が思っていたほど大きくはなかったです。
なんだかそれが、とても印象に残っています。

しかもその瞬間の写真を主催関係の方に撮って頂きましたが、あまりの動揺と感激で、コメツキバッタのように頭を下げすぎ、完全に貞子状態・・・

せっかくマエストロと一緒に撮って頂いたのに、自分の顔が髪に隠れてしまって全然わからないという、大変愉快な写真となりました(笑)
でもでもせっかくなので(笑)、もし頂けたら、アップしますね。

・・・だってさー、世界的なマエストロだもん、緊張しちゃうし、仕方ないじゃないですか、ねえ・・・?

マエストロは80歳すぎだそうですが、若々しいし、何ていうか、エネルギーに満ちている、という感じがすごくしたので、マエストロの奥様に、
「ほんとにマエストロ、お若いですねぇ・・・お元気でいらっしゃるし・・・」
と呟いたら、

「彼は音楽にエネルギーをもらっているのよ。だから、エネルギッシュなのね。」

「じゃあ、お好きな作曲家の曲を振られている時だと、よりテンションが上がって、もっとお元気になる、ていうことがあるんですか?」

「うぅん、どの作曲家でも。音楽なら大好き!」

「どの作曲家でも?」

「そう。何を振っていても、本当に楽しそうで、元気よ。その代り、振っていないと、家で別人のようにぐだ~・・・としてしまうのよね・・・本当に音楽からパワーをもらっているのよ。」

そうかぁー・・・ そうなんだー・・・
うまく言えないんですけどね。
色んな意味で、音楽で生きているんだなあ。世界的なマエストロって、なんか、すごいなあ、素敵だなあ、て思いました。

↑ 小学生の作文みたいですけど・・・


さてパーティーの後、夜は、来年一月の川崎の「みやまえ新春コンサート」のお稽古です。
ダッシュで少し早目の夕飯をかきこみ、ダッシュで稽古場に向かいます
お腹が空いてるとダメですもの、やっぱり・・・

オケの皆さまは練習を重ねていらっしゃるそうですが、私たち歌組メンバーの半分は、今回、初めて合流。私が歌わせていただくのは「カルミナ・ブラーナ」のソプラノ・ソロに、「カルメン」のフラスキータ。ともにハイライト。

正直言うと、ちょっと、いや、かなり疲れていたのですが、歌い出すと、やっぱり楽しい。
音楽からパワーをもらう感覚ってこういう事かな、と思いました・・・

しかも!
今回カルメンを歌われるメゾの鮎澤由香里さん、すっごい偶然な事に、桐朋学園大学での私の師匠、大島幾雄先生の現役門下生!年下なので、直接の面識はなかったのですが、お仕事の現場で同門の人と一緒にやれるなんて、やっぱり楽しい!
本物のメゾの声を持っている彼女、若いのに何て貴重な人材~

アゲアゲになったテンションのまま
最後に歌ったカルメンの「ジプシーソング」では、奇声をあげ、(だってそういう曲だもの・・・)その勢いのまま、思ったより疲れなかったな~、楽しかったな~、と思って解散したのですが。
電車に乗ったあたりから、ドっときました・・・

今日は起きたら、身体が、重・・・
ハリにいってきました・・・

無理はしないようにしたいものです・・・




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「フィガロの結婚」の話。

2009-12-11 22:20:05 | 歌のこと
ふーむ。
訳しても訳しても終わらない「フィガロの結婚」の訳。
終わる時がくるんだろうか・・・(遠い目)

今度やらせて頂くスザンナは、レチタティーボ(歌以外の台詞のようなところです)も含め、とにかく量が多い、という 都市伝説 話は、先生方からきいてはいましたが。

まさかこんなにあるとは・・・
訳しても訳しても、終わらない・・・

今年やらせて頂いた、『ドン・ジョバンニ』のヅェルリーナは、出番は量としては少なかったですねぇ。特にレチタティーボなんて、ほんとに少しだけでした。
ですが、その割にずいぶん出番の多い印象が強いのは、シリアスな中のコミカルなキャラクターだから、目立つ所をもらっているんですよね
いわゆる、おいしい役、ということだと思います。

だからやりがいはあるし、その少ない場の中でどのように印象を残すか、というとこが大事なんだと思いますが。
目立つ役どころで、出番が多かったら、他のキャラクターの存在が薄くなってしまいますし。
魔笛における、夜の女王なんて、典型ですよね。
たった2曲のアリアだけで、すべてをもっていってしまう・・・でも、その代り、それに全てがかかっている、だからこそやはり、大変な曲なんでしょうが。


ええ、話は「フィガロ」に戻りますが。
まだスザンナを一本演じた事がないのでわからないのですが、このオペラはとにかく、皆がさびしいような気がします。

観客として見ている分には、伯爵夫人がさびしいのは、わかっていたけれど、それ以外のキャラクターの悲しさやさびしさには、思いが至ってませんでした。

伯爵がスザンナに言い寄っている、と知った時のフィガロのショックはすごかったでしょうねえ。
もちろん、ものすごい怒りもあるでしょうが、そこにある感情は、決して怒りだけではないのではないかな、と思います。

伯爵に対して、おそらく身分を超えた友情を感じていただろうに。
貴族は所詮、貴族でしかないということを思い知らされて、裏切られて。
しかも、それだけではなく、スザンナも守ってあげなくてはいけない。怒りと悲しみに身を任せる暇もない。

一番幸せなのは、一番最初の重唱だけではないかな・・・

あと、特に気になるのがバジリオ。

この人、ほとんど出てこないし、アリアもカットされているけれど、とっても悲しいし、すっごく良い役ですね。だから、ダ・ポンテも彼のセリフを使って「コシ・ファン・トゥッテ」につないだのだろうし。
バジリオも、フィガロを見て思うところがあるんでしょうねえ。

バルバリーナも、いずれデスピーナのようになってしまうのかもしれないと、ドキドキしてしまいます。
あんな小さなアリアが、あまりに切々としていて、辛いというか、悲しすぎる。あれしか出番がないのが、勿体なくて仕方がない。


まあまだスザンナがほとんど見えてないので、何とも言えないですけれど・・・

モーツァルトの音楽は笑っているけど、どこかさびしい、というのを私の先生がおっしゃってましたが、本当にそうなんだなあ、と改めて思います。
しかも、そんなさびしさや哀しさに誰が一番なんてつけられない、それをなくすことはあり得ない、ただ愛だけでしか包みこめない、といってしまうのには、もう、ただただ、ため息ばかり。


ところで、バジリオはフォルカー・フォーゲルのが好きです・・・





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トナカイ・1月の出演日

2009-12-10 21:05:50 | 歌のこと
1月のオペラサロン・トナカイの出演日が決まりました
奇しくも、私にとって来年、最初の本番という事に。

私の出演日は1月8日(金)です!!

今回ご一緒させて頂くのは、

ソプラノの北村さおりさん、


テノールの片寄純也さん、

ピアニストの斉藤久実さん

(予定)です!

(第1ステージ) 午後6:30~7:10
(第2ステージ)    7:50~8:30
(第3ステージ)    9:00~9:30  各ステージ入れ替えなし

お店は午後6時に開店します。

近くなったら、また詳しくお知らせしますね。

何歌おうかなあー。
何にしようかなあー。
むむむ・・・。
こうやってプログラム考えるときって、実は結構楽しいのですー。


松の内も明けたばかりですが、どうぞ皆様、新年のお祝いに、いらっしゃいませ~
団体様でも、いらっしゃいませ~

以下は、トナカイの予約などについての詳細です。

☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆    ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆

ご来店ご希望の場合はご予約が必要となります。
ご来店日の前営業日午後7時までに、私までメールでお申し込みいただければ、お席のご用意をさせていただきます。

メールの宛先はこちら・・・
info@nakagawa-miwa.com

もしくは、私のホームページの「お問い合わせ」から、お申し込み下さいませ。
「お問い合わせ」は、ここをクリック

又、トナカイまで直接お申し込みの場合は、同じく、ご来店日の前営業日午後7時までに、
TEL:03-3851-0810 FAX:03-5820-7100 
又は、メール宛先
operasalon@opera.co.jp
までお申し込み下さい。

もっと詳しくお知りになりたい方は、
こちら・・・ ↓
オペラサロン・トナカイHP

皆さまのご来店、心よりお待ちしてます




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楽譜・・・重い・・・

2009-12-08 20:32:51 | 歌のこと
さて、明日は久しぶりにコレぺティの先生のレッスンですが。
持っていく予定の楽譜は、オペラのスコアが二冊。
カルメンとフィガロの結婚。
フィガロはベーレンライター版なので、かなり重い。

それから、必ず使うモーツァルトのアリア集が一冊。

・・・全部でどのくらいの重さになるのか・・・すでに何かげんなりしている自分がいます・・・orz・・・

長いオペラの楽譜はさ、上下巻とかで売ってくれないかなあ。京極夏彦みたいに・・・
そしたら必要な方だけ持っていく。軽くて済むわー。

・・・まあそうしたらお稽古場で、
「あぁっ!上巻と下巻間違えたっっっ

ていう人が絶対出てくるんだろうけどね・・・

て、ここまで書いて気づきました。

鞄に入れてかないで、キャリーに入れてゴロゴロやってけばいいんじゃないか!そうすれば重くないし!!
あったまいー

そういやオペラのお稽古の時とかも、靴とかがあるだけでもうイヤになり、キャリーをガラガラしてます。だって重いのイヤなんだもの・・・

で、今、出してきた小さなキャリー。
このキャリー。先日の引っ越し当日、猫が入って遊んでたら出られなくなり、
「みいぃぃぃ~(=ΦωΦ=)

と、はかなげな仔猫のような声を出して助けを求めたというキャリー。
本当にもう、どーしてそういう事をするのか・・・

明日、先生の家に着いてキャリーを開けたら猫が入ってた、とかやめてよね・・・


さー明日の荷物はこれで安心。





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ろっぽんぎ

2009-12-06 23:24:09 | 普段のこと
トナカイの翌日。

睡眠時間三時間で、何とか引っ越せましたよ・・・

いやあ、引っ越せるもんですねえ・・・まだ段ボールでいっぱいですが・・・
もー少し、自分の部屋、すっきりさせたいなあ・・・

楽譜も使うやつ以外は、使わないし・・・当たり前か。

でもたぶん、引っ越しはスムーズに進んだ方だと思います。引っ越しやさんが荷物を運び出す時に、
「すごくきちんとして下さってるので、楽です♪」
と、言っていてたので、一番の働き者の母は大喜び。
↑ 母、誉めて伸びる子です。

さて、当日は来春結婚予定の我が家のアイドル、兄の彼女さん(引っ越し経験豊富)が手伝いに来てくれた。
しかも私たち一家が全員ダメな、テレビとかの配線をさっさっさ~とやってくれる!

素晴らしい!!
素晴らしい!!

・・・しかし同年代の女二人と言うのは、アレですね・・・スキあらば、2人で椅子に座りこんでまったりトークをしたりして。あぁん楽しい・・・おしゃべりが・・・(笑)

そしてとりあえず終わった引っ越し後。

リモコン・・・どこ?

彼女さんに、つないでもらったDVDプレイヤーから、カレーラスさまがこんにちは。
空っぽにしたハズなのに・・・

などなど、問題が山積みですが、まあとりあえず、終わったからいいや、という事で

そして引っ越し先は六本木ー!!
数か月ですが、慣れないセレブ暮らしを(笑)楽しみたいと思います。


うちから見えるぞ東京タワー。
\(・∀・)/ムヒョー

猫も窓から見てます。気になるの?

イルミネーションシーズンなので、街中はかなり見応えがある・・・という噂です。
実は、引っ越し作業後、暗くなってから家族皆で食事に出かけたのですが、私は、兄の彼女さんとおしゃべりに夢中になっていたので、あんまりきちんと見ていなかった・・・

いや、でもキレイでしたよ!(たぶん)
青と白で!!
発光ダイオードとか何とかっていうんでしたっけねえ、アレ。

そんなわけで、お友達の皆さま!来るが良い、六本木に!
泊まりにきてねーっっっ。
ただ、私が六本木で遊んだり買い物したりとか、全然したことがないので、全く店を知らないから、案内してね

近所のコンビニと本屋は覚えましたよ。へっへっへ。
でも、ドンキで大体、不自由なく買い物できますな。





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