失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「さよならなんて云えないよ」 小沢健二 1995年

2007-02-16 | KO系
小沢の8cmをリリース順にぽつぽつと思い出してみるシリーズ。まだ1995年分が終わらない。

10thシングルは本人出演のチョコレートCMタイアップ。なんとなく前回とつながらなくもない。

①さよならなんて云えないよ NEVER CAN SAY GOODBYE 森永チョコレート「ダース」CMソング
作詞・作曲・編曲:小沢健二
17thシングル「ある光」のカップリングに、ピアノバックによるスローヴァージョン(「美しさ」と改題)が収録されている(このペースでいくと来年の今頃紹介予定)。「2度と戻らぬ美しい日々にいると」のフレーズに象徴されるように、祭りの最中に祭りのあとの空気を予感しているような、すべてが終わった地点からの俯瞰を内包しているような詞が素晴らしい。上記のピアノ・ヴァージョンよりこちらの『LIFE』期のアレンジのほうが、元気なんだけど哀しみが伝わってくるんだな。

②いちょう並木のセレナーデ (LIVE AT BUDŌKAN)
作詞・作曲・編曲:小沢健二
シングルのカップリングとしてCD化された小沢のライブ音源は5曲あるが、これがベストだろう。ヴォーカルが奇跡的に安定している。基本的に若さ爆発!な勢いの『LIFE』の中で、クールダウン的な役割を持った名曲。アルバムでは「STARDUST RENDEZVOUS」というサブタイトルが付いていた。
実は『刹那』って持ってないのだけど、小沢健二 CD(s) listによれば、8曲目「いちょう並木のセレナーデ」は、このライブテイクのようだ。
ちなみにアルバム『LIFE』収録のスタジオヴァージョンには、ヒックスヴィルが3人とも参加している。

③①のカラオケ

定価930円、レンタル落ち100円。
2曲とも『刹那』に収録された。ジャケはやっぱ「王子」だねえ。裏の写真はアイドルみたいなスネ顔と口を開けて歌ってる顔の2枚。


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