失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「Chasing Shadows」THE SURF COASTERS 1995年

2005-06-21 | 
イカ天の次はエビ天といきたいところだが、エビ天は映像作家対象なのでパス。じゃあ、えび温でしょ、その次は。

「えびす温泉」は鈴木慶一とYOUという強力タッグ(?)が司会を務めていた深夜番組。「イカ天よ、もう一度」的なバンド・バトルのコーナーがあり、そこからメジャーの道を掴んだバンドとしてはカスケードが有名か。そのカスケードは既に解散、えび温がらみで現在活動中の(おそらく唯一の)バンドといえば、このサーフ・コースターズだ。いわゆるサーフ・サウンドを中心に、というよりそれしかやらないという潔さが美しいインストルメンタルバンド。

左、1995年のデビューシングル。「Chasing Shadows」プロデュースはJAGATARAのOTO。
①チェイシング・シャドウ(中シゲヲ)
とてもオリジナルとは思えないクラシカル・サーフィン・ミュージック。これが売れてたっていうのが謎。
②パイプ・ライナーズ Wave Weapon(佐藤トモ)
イントロでテケテケいってます。
③怪獣天国 Beach Monster(佐藤トモ)
エイドリアン・ブリュー的なギター怪獣の咆哮。

メンバーは中シゲヲ(G)、八木麻紀(G)、佐藤トモ(B)、花岡昭和(D)の4人。
定価930円、中古で100円。

右、1996年作「Astral Circle」
①アストラル・サークル(中シゲヲ)
「ベム」とか「ウルトラQ」を彷彿とさせる昭和SF特撮テイストの一曲。
②タリー・ホー(中シゲヲ)
「TALLY-HO!」という珍しくメンバーの声が聴ける。
③ワイプ・アウト(Connolly-Fuller-Berryhill-Wilson-Pash)
サーフ・クラシック、The Surfaris "Wipe Out"のカヴァー。
このときのメンバーは、佐藤トモが脱退し3人。八木マキがベースをやったりしている。

ジャケはチープなSFペーパーバック風のイラスト。定価930円、レンタル落ち100円。

現在は中シゲヲ以外のオリジナル・メンバーは残っていない。が、しぶとく活動中。アメリカツアーに出かけたりしている。

この2枚が彼らが発表した8cmCDの全て。そして私の所有している彼らのCDはこれが全て。なので、あまり深いことは語れません。

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