失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「形から入ろう」 八反田理子 1992年

2013-09-17 | 
八反田理子のデビューシングル。

田口トモロヲのバンド、ばちかぶりにコーラス&ダンサーとして参加していた過去がある。現在は、元SUPER BADの高田エージが主催するSUPER Goooooood!のコーラス、ボサノバ・バンドCorcovadoのヴォーカル&フルートとして活動。またコリオグラファーとしても活躍中。

ソロ名義で3枚のシングルと1枚のアルバムをすべて1992年にリリースしているようだ。

1st「形から入ろう」3.25
2nd「ぐるぐるアース」4.22
3rd「尊敬されたい」5.21
アルバム『たわ言~所詮,ヘのカッパ。』6.21

3か月足らずの間に4枚。コンパクトなソロ音楽活動であった。

①形から入ろう
作詞・作曲:八反田理子、編曲:大庭良治
ホーンが入ったファンクアレンジは米米クラブ的なメジャー感を漂わせる。リコさんはリードとしてはちと弱いが、詞の内容にフィットしたコミカルな歌唱を聴かせる。

②初恋のひと
作詞:有馬三恵子、作曲:鈴木淳、編曲:川口真
オリジナルは小川知子、1969年。3枚のシングルすべてのカップリングは昭和歌謡カヴァーで、アルバム未収録。ちなみに2ndは黛ジュン「雲にのりたい」、3rdでは奥村チヨ「恋の奴隷」をカヴァー。おっと、3曲とも1969年のヒット曲ではないか。
で、リコ版「初恋のひと」は川口真による正調昭和歌謡アレンジをバックに、昭和らしくねちっこく歌いあげる。そういう曲だからそう歌ったというムードで、とくにお笑いに寄せていく意識は感じられない。普通といえば普通のカヴァー。どうしたかったんだ、リコ?

定価800円、中古で100円。
表では気にならないが、裏は顔のアップで、眉毛を本来の位置より少し上に書いているのがよく分かる。ここは笑うところ?微妙だよ、リコ!


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