失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

川越美和14

2017-06-07 | 8cm complete
追悼、川越美和。

川越美和が残したシングルをふり返る。

13種で14枚。すべてNECアベニューから。

1.「Looking at You/気持ちfade in」1988
2.「天使とYu-Waku/素足のメッセージ」1989
3.「女神の瞳〜Little Lullaby〜/AFTERNOON KISS」1989
4.「夢だけ見てる/優しい雨」1989
5.「ココロの鍵/風のような気持ち」1990
5'「風のような気持ち」1990(「ココロの鍵」と同内容別ジャケ)
6.「雨都物語〜RAINY TOWN STORY〜/ヘプバーンのように」1990

7.「涙くんさよなら/壁ぎわのマリオネット」1991
8.「どうぞこのまま/心はいつだって」1991
9.「さよならという殺意/WHEN」1992
10.「大好きをあげたい/唇が終ってない」1992
11.「涙くんさよなら'95/さよならという殺意/大好きをあげたい」1995
12.「涙くんさよなら/永遠の少年」1996
13.「涙くんさよなら/カナリアが死んだ」1997

15歳でのデビューシングル「Looking at You」は爽やか系ポップス。初々しすぎる歌唱に萌え。

セカンド「天使とYu-Waku」は不良少女路線で、はっきり明菜を意識したような楽曲。歌はデビューからかなり改善のあとがみられる。凛々しいジャケも曲のイメージに合ってる。

「女神の瞳」ではまだ自信なさげなヴォーカルは、玉置浩二作曲の「夢だけ見てる」でため息スタイルの完成をみる。単に速い曲が苦手なだけかも。

2種類のジャケで結果的に両A面ぽくなった「ココロの鍵/風のような気持ち」。珍しくハッピーなムードの「風のような気持ち」よりもじっとりダークな「ココロの鍵」がフィットしている。ジャケも急に大人っぽい表情になった17歳。

「雨都物語」しっとりバラード。ため息系ウィスパーに安定感あり。

そして代表作?「涙くんさよなら」の1枚目。うん、改めて聴くと全然よくない!

「どうぞこのまま」「さよならという殺意」ジャケの色っぽさと疲れたような表情が気になるアダルト路線2枚。これ18歳と19歳なんだな。

実質的なラストシングル「大好きをあげたい」明るい曲なのにどうしてこんなに寂しそうなのだ。ジャケは急にナチュラル系にシフト。

3年のブランクのあと年1ペースでリリースされた3枚は完全におまけ。95年ヴァージョンは少しイントロが長いだけ。1996年と1997年盤は1991年と同じヴァージョンでジャケも酷い。これを集めるのがコレクター!と開き直るしかない。

一般的な評価と完成度では「夢だけ見てる」だと思うが、当ブログ的には初期では「天使とYu-Waku」、後期では「唇が終わってない」(「大好きをあげたい」カップリング)、珍品系ではオールディーズ日本語カヴァー「WHEN」(「さよならという殺意」カップリング)を推す。

今月は川越美和レビュー月間にしようかな。

最後に裏ジャケ。







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