今田耕司と東野幸治といえば関東者の私にとっては、冒冒グラフ、猛烈アジア太郎(こちらは今田と原千晶)。
左上、「今田耕司 東野幸治」名義のデビューにして唯一のシングル。1993年リリース。
①親父の唄~ラスベガス・バージョン~
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲:トーリー、編曲:増田俊郎
リードは東野、今田はコーラス。疑似ライブ仕様で、ギター一本のシンプルな演奏をバックに、そんなに笑えない暗黒フォークを展開する。まさに元祖「あらびき」な、緩すぎるネタ。2回聴くのは辛い。実際にアルバム『あらびき団フェス 歌ネタをCDにしちゃいました Vol.1』(2009)にこの曲が収録されたようだ。初心を忘れず、16年前の録音を晒す勇気に拍手!藤井隆は「ナンダカンダ」って、これは普通すぎるんじゃ?
ところで作曲の「トーリー」は、リットン調査団の水野透のことらしい。
また、「ラスベガス・バージョン」はおそらく森高千里「だいて (ラスベガス・ヴァージョン)」(1989)から特に意味なく拝借したものと思われる。
②青少年へ 社長より CBCテレビ「正解るんです」エンディングテーマ
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲・編曲:増田俊郎
こっちはちゃんと音楽として作られている。社長になるとこんないいこと(モデルとデートとか)があるんだよ、と過去の怨念を織り交ぜつつ語り倒す東野社長。今田はコーラス担当。
定価930円、中古で100円。
東野の表情の虚無さ加減が怖い。あと、ふたりとも塗りすぎ。
下、EAST END×YURIの大ヒット「DA.YO.NE」(1994)を、1995年に大阪弁カヴァー。
WEST END×YUKI(from O.P.D.):今田耕司、東野幸治、武内由紀子(大阪パフォーマンスドール)
①SO.YA.NA
作詞:今田耕司・東野幸治・伊藤洋介、作曲:YOGGY・石嶋和雄
オリジナル歌詞を半分くらいは(大阪弁にアダプトして)使用しているのに作詞にMummy-DとGAKUのクレジットがないのが不思議。今田の器用さは想定内、東野のおっかなびっくりなラップも味あり。O.P.D.武内由紀子のノリのよさは、さすが大阪っ子。リズムに追いつけないたどたどしさが魅力だったT.P.D.市井由理とは対照的に、達者なラップを聴かせる。
②カラオケ
定価800円、中古で100円。
オリジナル盤のジャケに3人の顔写真を貼りつけている。ひとり足りないので、東野の顔がふたつある。
右上、WEST END×YUKIのセカンドにしてラストシングル。1995年リリース。
①フォークがSO.YA.NA
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲・編曲:Thousand sketcheS
アルバム『SO.YA.NAグレイテストヒッツ』(1995)からのシングルカット。DA.YO.NE便乗商法の最終便?と思いきや、ラップでもないし(ま、タイトルで「フォーク」って言ってるけど)YUKIも歌ってないし、裏切り度の高い作品。フォークといっても、湿っぽいアコギをバックに、取り調べコントが繰りひろげられるだけ。刑事今田が容疑者東野を追い詰めていく。武内由紀子は回想シーンで東野の娘(5歳)を演じる。今田の最後のひと押し「おい、お前がやった そやな!」に応え「♪わ~て~がやりましてん」といきなり歌いだす東野。なんだこれ。
②テクノでSO.YA.NA produced by 石野卓球(電気グルーヴ)
作詞:今田耕司・東野幸治・伊藤洋介・GAKU・MUMMY-D、作曲:石野卓球
卓球がDA.YO.NEに便乗?坂本龍一プロデュースのGEISHA GIRLSへの対抗意識?なんとなくTMNとのスプリットシングルに近い匂いもあるが、あれほどの悪ノリはない。イントロにスクラッチを入れた、ヒップホップ寄りのテクノサウンド。じつはこれってテクノなのかよく分らん。少なくとも80年代に「テクノ」と呼ばれていたものとは違うし、名曲「虹」(これも1995年)とも違う。「そやな~」を繰り返すコーラス部分は「DA.YO.NE」とほぼ同じなのに、作曲クレジットが卓球のみなのは何故なのか。東野のシャウト系ラップはオリジナル「SO.YA.NA」よりも吹っ切れた雰囲気でカッコいい。「ヤングに人気のテクノ!」とぶち上げたあと、YUKIがぼそっと「ラップの方が流行ってんちゃうん」。当時はそんな感じだったかねえ。「最後はテクノで決めようぜ!OK!」のあと、ボコーダーっぽいロボットボイスで今田がしゃべる。やっぱ「テクノ」に対する一般的なイメージは「トキオ!」で止まってたんだろう。KOJI1200「ナウ ロマンティック」も同じ年。GEISHA GIRLSは1994年から。テイトウワが吉本をテクノ化していた、ミッド90's。
③②のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
「SO.YA.NA」で使われた3人の顔写真を並べただけのジャケ。
このふたりが関係した8cmとしては、他に「O.P.D. featuring 今田耕司・東野幸治」名義の「Lady Boy」(1994)ってシングルがあるようだ。
あとメインではないが、みんなのうた「チュンチュンワールド」(1994)で間奏のしゃべりをふたりが担当。スズメの着ぐるみで、池谷幸雄に体操を指導される役。これも8cm。
左上、「今田耕司 東野幸治」名義のデビューにして唯一のシングル。1993年リリース。
①親父の唄~ラスベガス・バージョン~
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲:トーリー、編曲:増田俊郎
リードは東野、今田はコーラス。疑似ライブ仕様で、ギター一本のシンプルな演奏をバックに、そんなに笑えない暗黒フォークを展開する。まさに元祖「あらびき」な、緩すぎるネタ。2回聴くのは辛い。実際にアルバム『あらびき団フェス 歌ネタをCDにしちゃいました Vol.1』(2009)にこの曲が収録されたようだ。初心を忘れず、16年前の録音を晒す勇気に拍手!藤井隆は「ナンダカンダ」って、これは普通すぎるんじゃ?
ところで作曲の「トーリー」は、リットン調査団の水野透のことらしい。
また、「ラスベガス・バージョン」はおそらく森高千里「だいて (ラスベガス・ヴァージョン)」(1989)から特に意味なく拝借したものと思われる。
②青少年へ 社長より CBCテレビ「正解るんです」エンディングテーマ
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲・編曲:増田俊郎
こっちはちゃんと音楽として作られている。社長になるとこんないいこと(モデルとデートとか)があるんだよ、と過去の怨念を織り交ぜつつ語り倒す東野社長。今田はコーラス担当。
定価930円、中古で100円。
東野の表情の虚無さ加減が怖い。あと、ふたりとも塗りすぎ。
下、EAST END×YURIの大ヒット「DA.YO.NE」(1994)を、1995年に大阪弁カヴァー。
WEST END×YUKI(from O.P.D.):今田耕司、東野幸治、武内由紀子(大阪パフォーマンスドール)
①SO.YA.NA
作詞:今田耕司・東野幸治・伊藤洋介、作曲:YOGGY・石嶋和雄
オリジナル歌詞を半分くらいは(大阪弁にアダプトして)使用しているのに作詞にMummy-DとGAKUのクレジットがないのが不思議。今田の器用さは想定内、東野のおっかなびっくりなラップも味あり。O.P.D.武内由紀子のノリのよさは、さすが大阪っ子。リズムに追いつけないたどたどしさが魅力だったT.P.D.市井由理とは対照的に、達者なラップを聴かせる。
②カラオケ
定価800円、中古で100円。
オリジナル盤のジャケに3人の顔写真を貼りつけている。ひとり足りないので、東野の顔がふたつある。
右上、WEST END×YUKIのセカンドにしてラストシングル。1995年リリース。
①フォークがSO.YA.NA
作詞:今田耕司・東野幸治、作曲・編曲:Thousand sketcheS
アルバム『SO.YA.NAグレイテストヒッツ』(1995)からのシングルカット。DA.YO.NE便乗商法の最終便?と思いきや、ラップでもないし(ま、タイトルで「フォーク」って言ってるけど)YUKIも歌ってないし、裏切り度の高い作品。フォークといっても、湿っぽいアコギをバックに、取り調べコントが繰りひろげられるだけ。刑事今田が容疑者東野を追い詰めていく。武内由紀子は回想シーンで東野の娘(5歳)を演じる。今田の最後のひと押し「おい、お前がやった そやな!」に応え「♪わ~て~がやりましてん」といきなり歌いだす東野。なんだこれ。
②テクノでSO.YA.NA produced by 石野卓球(電気グルーヴ)
作詞:今田耕司・東野幸治・伊藤洋介・GAKU・MUMMY-D、作曲:石野卓球
卓球がDA.YO.NEに便乗?坂本龍一プロデュースのGEISHA GIRLSへの対抗意識?なんとなくTMNとのスプリットシングルに近い匂いもあるが、あれほどの悪ノリはない。イントロにスクラッチを入れた、ヒップホップ寄りのテクノサウンド。じつはこれってテクノなのかよく分らん。少なくとも80年代に「テクノ」と呼ばれていたものとは違うし、名曲「虹」(これも1995年)とも違う。「そやな~」を繰り返すコーラス部分は「DA.YO.NE」とほぼ同じなのに、作曲クレジットが卓球のみなのは何故なのか。東野のシャウト系ラップはオリジナル「SO.YA.NA」よりも吹っ切れた雰囲気でカッコいい。「ヤングに人気のテクノ!」とぶち上げたあと、YUKIがぼそっと「ラップの方が流行ってんちゃうん」。当時はそんな感じだったかねえ。「最後はテクノで決めようぜ!OK!」のあと、ボコーダーっぽいロボットボイスで今田がしゃべる。やっぱ「テクノ」に対する一般的なイメージは「トキオ!」で止まってたんだろう。KOJI1200「ナウ ロマンティック」も同じ年。GEISHA GIRLSは1994年から。テイトウワが吉本をテクノ化していた、ミッド90's。
③②のカラオケ
定価1000円、中古で100円。
「SO.YA.NA」で使われた3人の顔写真を並べただけのジャケ。
このふたりが関係した8cmとしては、他に「O.P.D. featuring 今田耕司・東野幸治」名義の「Lady Boy」(1994)ってシングルがあるようだ。
あとメインではないが、みんなのうた「チュンチュンワールド」(1994)で間奏のしゃべりをふたりが担当。スズメの着ぐるみで、池谷幸雄に体操を指導される役。これも8cm。
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