失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「二千一夜のミュウ」 ManaKana 1997年

2009-01-16 | アイドル系
マナカナ=三倉茉奈と三倉佳奈のふたごデュオのデビューシングル。現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「だんだん」ではふたごシンガー「SJ」として売り出し中。

①二千一夜のミュウ NHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』挿入歌
作詩:麻生圭子、作曲・編曲:梅林茂、編曲:深沢順
「ふたりっ子」の音楽を担当した梅林茂の作品。なんとなくアラビックなモチーフを散りばめた、エセ中近東ポップ風。「イスタンプール・マンボ」みたいなテイストを狙ったような気もするが、あんまり成功していないか。途中のラップがどうにも脱力系。だからコドモに「恋愛はガマンと妥協の連続よ」とか歌わせるなよ…いくら芸能界ズレしてるとはいえ11歳なんだから。ところで「ミュウ」とは、小泉さんや竹宮恵子とは関係なく、もちろんポケモンでもなく、ネコっぽいものを表現しているように思われる。

②アップトゥミー
作詩:友利歩未、作曲:松本俊明、編曲:林有三
こちらも「11歳にちょっと大人びた歌詞を歌わしたろ」的な大人の狙いがミエミエで辛い。曲自体はそれなりに若々しいけど。ディスコグラフィーをみるとセカンドシングルもこの曲。なんで?

③④カラオケ

定価1000円、中古で100円。
一応、先日の紅白歌合戦に伍代夏子のサポートゲスト(踊り子)としてステージに上がったことを付け加えておこう。

私、朝ドラ見る人です。今リストみたら、コンスタントに見てるのは2000年くらいから。だから「ふたりっ子」はほぼ記憶なし。田畑智子の「私の青空」にはまったのがきっかけで見続けているのかも。一週間くらい見なくても余裕でついていけるところが魅力かな。最近では本仮屋ユイカの「ファイト」、貫地谷しほりの「ちりとてちん」がよかった。

現在放送中の「だんだん」は、ドラマとして明らかに今ひとつなんだけど、日本の音楽業界って本当にこれくらい薄っぺらいかも、と思わせる恐ろしさはある。サリーミュージックのスカウトマン兼プロデューサー兼マネージャーみたいな、すべて仕切る男・石橋が画面的にうるさいんだ。役者さん(山口翔悟)の無闇に濃い目の演技が、朝にはちょっともたれます。


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