失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「片方のつばさ」 黒木瞳 1999年

2016-09-03 | 女優よ
黒木瞳の8㎝シングル。Produced by 藤井フミヤ

黒木瞳の音楽活動はシングルオンリー。1991年に「それでいいのね」でデビュー。里見浩太郎とのデュエット「北の都の物語」(1996)のあとがこの「片方のつばさ」。この3枚が8㎝CD。2005年にマキシシングル「運命~ぐうぜん~」をリリースしているのでピュア8㎝シンガーではない。15年で3.5枚の超スローペース。今さらアルバムは作らないか。音楽ではアルバムはないけど、朗読アルバムは存在する。


①片方のつばさ 映画「破線のマリス」イメージソング
作詞・作曲:藤井フミヤ、編曲:有賀啓雄
自身主演の映画イメージソング。ってことは映画では使われなかったんだな。フォルクローレ調のワルツ曲。おそらく藤井フミヤの狙いは、中島みゆきが加藤登紀子に書き下した「この空を飛べたら」(1978)だろう。黒木瞳はさすが元ヅカだけに…と言いたかったのだが、ちょっと一本調子でぼんやりした歌唱。曲のシリアスムードに合わせ、あえて無表情なスタイルを選択したのだろうけど。

②コスモス
作詞:水政創史郎、作曲・編曲:有賀啓雄
よく言えば牧歌的な歌唱法なんだな。明朗な発声はヅカスタイル。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で324円。
黒ずくめの衣装で左手から落ちる白い砂(プラスチック?)を見つめる黒木さん。女優ライトでさすがのアルカイックスマイル。



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