荒井由実の5thシングル。1989年12月21日、「YUMING singles」シリーズの一枚として8cm化された。結婚後の16枚が8㎝化されたのは同年6月28日だから、荒井時代の7枚は半年遅れ。それでもオリジナル7インチのA・B面をきっちり収録した一枚モノとしてリリースしたのは偉い。80年代後半のユーミンの勢いからすれば、当然のことかもしれないが。
①ルージュの伝言
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
「ウェットで貧乏くさいフォークソング」の対極にあるような作品。ティン・パン・アレー(細野晴臣、鈴木茂、 林立夫、松任谷正隆)の録音の中でも、もっとも楽しげな演奏だと思う。ユーミンという巨大な才能が開花する瞬間に立ち合っている!って興奮が伝わってくる。弾むリズムとオールディーズ風の曲調に、山下達郎のアレンジによるドゥーワップ・コーラス。おそらく当時としては異色すぎて、どう扱えばいいの?と、みんな困ったに違いない。歌詞もスゴイ。姑に夫の浮気を告げ口にいく若妻、しかも姑を「ママ」とか呼んじゃう。どう考えても「架空のアメリカン」な設定に、「♪バスルームにルージュの伝言」ってさすがのキャッチー&映像的な歌詞。突き抜けている。1975年といえばバンバン「『いちご白書』をもう一度」がヒットした年。学生運動の季節は終わった、なんてシリアスに振り返る歌詞を書いたユーミンが、ほぼ同時に「ルージュの伝言」をシングルカットしたのは興味深い。
収録アルバム『COBALT HOUR』のコーラスクレジットにはハイ・ファイ・セットの3人と、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、伊集加代子の名前が並ぶ。この曲にはハイ・ファイ・セットは関わってないのかな?達郎と大貫妙子の声は間違いようがないし、美奈子の声も聴こえる。たぶん伊集さんもいる。
②何もきかないで
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
口笛のイントロから、ゆったりしたハチロクのリズム+優雅なストリングス&コーラスが盛り上げていく、黄金期ハリウッド映画のようなムードの曲。特筆すべきは茂さんのギターソロ。短いけど、「卒業写真」ばりの名演!
定価937円、中古で315円。
松任谷時代の再発盤と同じく、オリジナルジャケットをえらく小さく配したデザイン。
①ルージュの伝言
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
「ウェットで貧乏くさいフォークソング」の対極にあるような作品。ティン・パン・アレー(細野晴臣、鈴木茂、 林立夫、松任谷正隆)の録音の中でも、もっとも楽しげな演奏だと思う。ユーミンという巨大な才能が開花する瞬間に立ち合っている!って興奮が伝わってくる。弾むリズムとオールディーズ風の曲調に、山下達郎のアレンジによるドゥーワップ・コーラス。おそらく当時としては異色すぎて、どう扱えばいいの?と、みんな困ったに違いない。歌詞もスゴイ。姑に夫の浮気を告げ口にいく若妻、しかも姑を「ママ」とか呼んじゃう。どう考えても「架空のアメリカン」な設定に、「♪バスルームにルージュの伝言」ってさすがのキャッチー&映像的な歌詞。突き抜けている。1975年といえばバンバン「『いちご白書』をもう一度」がヒットした年。学生運動の季節は終わった、なんてシリアスに振り返る歌詞を書いたユーミンが、ほぼ同時に「ルージュの伝言」をシングルカットしたのは興味深い。
収録アルバム『COBALT HOUR』のコーラスクレジットにはハイ・ファイ・セットの3人と、山下達郎、大貫妙子、吉田美奈子、伊集加代子の名前が並ぶ。この曲にはハイ・ファイ・セットは関わってないのかな?達郎と大貫妙子の声は間違いようがないし、美奈子の声も聴こえる。たぶん伊集さんもいる。
②何もきかないで
作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
口笛のイントロから、ゆったりしたハチロクのリズム+優雅なストリングス&コーラスが盛り上げていく、黄金期ハリウッド映画のようなムードの曲。特筆すべきは茂さんのギターソロ。短いけど、「卒業写真」ばりの名演!
定価937円、中古で315円。
松任谷時代の再発盤と同じく、オリジナルジャケットをえらく小さく配したデザイン。
ほおおお、興味深い。ユーミンはなんか感覚が日本人離れしているのに、日本人にウケるツボをもう昔から知ってたっていう・・・すごい超人だなあ。COBALT HOURのティンパンはやるすぎ(笑)くらい跳ねた演奏ですよねええ。
ティン・パン・アレーほどの職人集団から、キーボーディストを一本釣りしちゃうんだからねえ(笑)
今回改めて聴いて、コーラス隊のパワーに圧倒された!
なんだろうね、この勢いは。日本の夜明けぜよ!的な。
COBALT HOURにもティンパンアレーでないこのシングルカットが収録されてます
ご指摘ありがとうございます!
思いっきりすぎる間違いで、もう本文訂正する気にもならないです・・・
お恥ずかしい。
改めて『コバルトアワー』のクレジット見たら、このシングルの2曲は「Daddy Oh appears on」となっていました。これだけだと演奏者なんだか分かりづらい!ライブのバックバンドだったんですね~勉強になりました!