竹内まりやの16thシングルの再発盤。
「駅」のオリジナルは中森明菜のアルバム『CRIMSON』(1986)に収録。竹内まりやによるセルフカヴァーの初出はアルバム『REQUEST』(1987)。同年のアナログシングル「After Years」のB面に収録された。1988年に8㎝シングルとして再発された際に、A面とB面が入れ替わり、「駅」がタイトルソングとなった。うちにあるのは1991年の再再発盤。規格番号が違うが、内容は1988年盤と同じ。
①駅
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎、ストリングス編曲:服部克久
『ソングブック』♡想い出エピソードより。「自分で歌うことを全く想定してなかったからこそできた楽曲」「私の代表曲の一つになるだろうとは予想もしませんでしたが、それを書かせてくれた明菜ちゃん、本当にありがとう」と本人が語っている。ベスト盤『Expressions』(2008)時に行われたファン投票で、第1位に輝いた人気曲でもある。明菜の写真を見てイメージが湧いたという、ウェットなバラード。堂々としたメロディと影のある歌唱、サビでこれでもかと盛り上げる服部ストリングス、どこを切っても一流歌謡曲だな。主人公の女性の心の動きと舞台設定(雨の駅&車内)を無駄なく描き切る歌詞がいい。雨なのに「黄昏」でいいのかなあ?とか無粋なツッコミはなし。ところで、2番最後の「私だけ 愛してたことも」についての解釈が、ふたとおりあるのに驚いた(発言小町)。ほとんどの発言者は「私だけを」なのでいいのだけれど、文脈をどう読んだら「私だけが」の解釈になっちゃうのか大いに疑問。
②After Years
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
バカラックなアレンジが軽やかな印象を残す、いかにもB面ぽい佇まいの曲だが、オリジナル7インチではこれがA面だった。のちにアルバム『QUIET LIFE』(1992)に収録された。
定価900円、中古で100円。
ジャケの写真はアナログと同じ。茶色に塗られた部分が微妙に違うのはなんでだろ。
右は昨年末にリリースされた2枚組提供曲ベスト『Mariya's Songbook』(2013)。もちろん明菜の「駅」も収録。やっぱりまりやさんのヴァージョンに比べると残念な感じは否めない。椎名和夫の仕事が、達郎&克久の最強アレンジの前に分が悪いのは仕方ないとしても、明菜のヴォーカルの処理がなんでこうなるの?というぼわぼわ幽玄系。これはプロデュースの問題だろ。
いろいろいい曲詰まってる。昨年紹介したKINYAのシングルが収録されているは嬉しかったけど、B面の「夏の記憶」も入れてほしかったなあ。初回限定8㎝CDで。
岡田有希子作品のクオリティの高さには改めて感心。だってあの「ロンサム・シーズン」がシングルじゃないんだぜっ!
久々に聴いた河合奈保子「けんかをやめて」に圧倒された。清水信之のアレンジも最高だし、これは明らかにまりやさんヴァージョンの上をいっている。
クリス松村も推している福永恵規「夏のイントロ」よかった。初回盤には、まりやさんによるデモも収録。
年末の夫婦放談冒頭で、青山純の急逝についてのコメントあり。まりやさんお気に入りの青山ドラム曲として「プラスティック・ラブ」(もちろんオリジナルヴァージョン)をかけてた。
「駅」のオリジナルは中森明菜のアルバム『CRIMSON』(1986)に収録。竹内まりやによるセルフカヴァーの初出はアルバム『REQUEST』(1987)。同年のアナログシングル「After Years」のB面に収録された。1988年に8㎝シングルとして再発された際に、A面とB面が入れ替わり、「駅」がタイトルソングとなった。うちにあるのは1991年の再再発盤。規格番号が違うが、内容は1988年盤と同じ。
①駅
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎、ストリングス編曲:服部克久
『ソングブック』♡想い出エピソードより。「自分で歌うことを全く想定してなかったからこそできた楽曲」「私の代表曲の一つになるだろうとは予想もしませんでしたが、それを書かせてくれた明菜ちゃん、本当にありがとう」と本人が語っている。ベスト盤『Expressions』(2008)時に行われたファン投票で、第1位に輝いた人気曲でもある。明菜の写真を見てイメージが湧いたという、ウェットなバラード。堂々としたメロディと影のある歌唱、サビでこれでもかと盛り上げる服部ストリングス、どこを切っても一流歌謡曲だな。主人公の女性の心の動きと舞台設定(雨の駅&車内)を無駄なく描き切る歌詞がいい。雨なのに「黄昏」でいいのかなあ?とか無粋なツッコミはなし。ところで、2番最後の「私だけ 愛してたことも」についての解釈が、ふたとおりあるのに驚いた(発言小町)。ほとんどの発言者は「私だけを」なのでいいのだけれど、文脈をどう読んだら「私だけが」の解釈になっちゃうのか大いに疑問。
②After Years
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:山下達郎
バカラックなアレンジが軽やかな印象を残す、いかにもB面ぽい佇まいの曲だが、オリジナル7インチではこれがA面だった。のちにアルバム『QUIET LIFE』(1992)に収録された。
定価900円、中古で100円。
ジャケの写真はアナログと同じ。茶色に塗られた部分が微妙に違うのはなんでだろ。
右は昨年末にリリースされた2枚組提供曲ベスト『Mariya's Songbook』(2013)。もちろん明菜の「駅」も収録。やっぱりまりやさんのヴァージョンに比べると残念な感じは否めない。椎名和夫の仕事が、達郎&克久の最強アレンジの前に分が悪いのは仕方ないとしても、明菜のヴォーカルの処理がなんでこうなるの?というぼわぼわ幽玄系。これはプロデュースの問題だろ。
いろいろいい曲詰まってる。昨年紹介したKINYAのシングルが収録されているは嬉しかったけど、B面の「夏の記憶」も入れてほしかったなあ。初回限定8㎝CDで。
岡田有希子作品のクオリティの高さには改めて感心。だってあの「ロンサム・シーズン」がシングルじゃないんだぜっ!
久々に聴いた河合奈保子「けんかをやめて」に圧倒された。清水信之のアレンジも最高だし、これは明らかにまりやさんヴァージョンの上をいっている。
クリス松村も推している福永恵規「夏のイントロ」よかった。初回盤には、まりやさんによるデモも収録。
年末の夫婦放談冒頭で、青山純の急逝についてのコメントあり。まりやさんお気に入りの青山ドラム曲として「プラスティック・ラブ」(もちろんオリジナルヴァージョン)をかけてた。
今年もよろしくお願いします。
僕も『Mariya's Songbook』買いました。
アイドルファンは基本ですね。
『駅』の明菜版は僕も残念に思いました。
達郎氏も憤りを感じたくらいで、それがまりやさんのセルフカヴァーを作る理由になった訳で。
明菜さんの歌には大歌手としての驕りが感じられます。
ディレクターとか何も言わなかったのでしょうか。
それを抜きにしても『駅』は名曲ですね。
『After Years』も好きです。
河合奈保子さんはホント、上手いですよね。
まりやさんが提供した曲では『アプローチ』という曲も良いです。
この曲も入れてほしかったのに。
http://youtu.be/1uwVEPfCAFQ
Kinyaさんのシングル、僕も持ってます。
イイですね。
編曲に於いてはもう圧倒的にセルフカヴァー版に軍配が上がりますね。山下達郎というアレンジャーの底知れぬパワーを感じます。
当時の状況はわかりませんが、明菜はアルバム全体で(ラストの「ミック・ジャガーに微笑みを」以外で)ぼわっとした歌唱を通していたようなので、プロデュースサイド(もちろん明菜本人を含む)でそう決めて歌っていたように思います。おそらく脱アイドル的な狙いで・・・
そういうスタイルがハマる曲もあるのでしょうけど。「駅」の場合、まりや&達郎が正解を出したあとで明菜を聴くと、「こりゃないなー」ってことになる。
「ミック・ジャガー~」のデモのライナーを読むと、まりやさんはアルバムでのこの曲の扱われ方に疑問を呈しているようにも受け取れます。
ライブ動画はなかなかいいです。
http://www.youtube.com/watch?v=Pu8K_TfGBs4
まりやさんが当初セルフカバーに難色を示していたことからもわかるように、向いてなかったんじゃないかと。
そして後のシリアス路線の楽曲はこのような大袈裟なアレンジが見られることもなくなりましたし。
中森明菜さんの意図はまこりんさんのサイトを参考にされると分かり易いと思いますよ。
驕りとか書いてる人はちょっとズレてるんですよねぇ。
その中間はないのかい!と言いたくなるほど両極な解釈ですよね。歌謡曲としての完成度の面でまりやヴァージョンのほうが上だと思いますが、内容(不倫)を考えれば明菜にも説得力がないわけじゃない。
まこりんさんの 『CRIMSON』 評、再読してみました。さすがの鋭い洞察が随所にみられ、改めて感心しました。
あなたには本妻がいて、私との関係はただの遊びだったってことに、恋が終わって時間がたって客観的に考えられるようになってやっと気づいた、みたいな感じで。
クリス松村との対談でまりや氏が”私だけを”が正解だったんです、とおっしゃってましたが、本人が正解はこうですってい言っちゃうのがなんか器が狭いなぁと、思ってしまいました。
まぁ、自分の解釈を不正解にされたことに対する逆恨みなんですがね。
本文に書いたとおり、私からしたら当然な気がしますが、おっしゃるような解釈もあるんだなあ、と素直に驚きました。それも自由と言えば自由かもしれません。
私の感覚では、ふたりは不倫関係ではなく普通にフリー同士でつきあっていたはず。「苦い思い出」の具体的内容はわかりませんが、とにかく辛い別れがあった。で、「今になってあなたの気持ち 初めてわかるの痛いほど」は、あのときは恨んだけど今わかったことをこれから言いますよ、としか私には解釈できません。そうすると「私だけが」にはならない。まりやさんの歌い方も「遊びだったのね…」という恨み節には聴こえませんし(笑)
長々と大マジで応えてしまいました。コメントありがとうございました!