
年明け最初の仕事は、5日に開催された「ギター大好きみんな集まれギターコンペティション」の関東甲信越地区予選の審査員だった。このコンペティションは、私の所属している日本ギター連盟が今年から新しく主催するイベントだ。同じく連盟が主催する「東京国際ギターコンクール」とは一線を引いて、全国のアマチュアギタリストの皆さんによるギターの腕自慢大会だ。出場者の年齢によって5つの部門に別れている。コンクールではないので参加者全員が、金、銀、銅何れかの賞を受賞できる。さらに、地区大会の金賞受賞者は3月22日に開催される全国大会に出場できるという訳だ。
審査員は今回が始めてだったが、自分が予想していた以上に、各部門とも非常にレベルの高い演奏が多かった。
以前より、日本の一般的なアマチュアのギタリストの皆さんのレベルは高いと想像はしていたが、今回の審査でそれは確信に変わった
地区大会を聴いた限りでは特に51才~65才の部門の演奏は熱かった。今注目のいわゆる団塊の世代の方達が中心となる部門だ。
金賞を受賞された方は全国大会でも頑張って頂きたい。そしてさらにそれ以外の銀賞、銅賞の方達も楽しくそして深くギターを続けて頂きたいと心から願う。
写真は、今回の会場となった東京都北区の複合施設「北(ほく)とぴあ」の最上階からの夜景である。
ここにある二つのホールのうち今回は「つつじホール」で行われた。400席ほどのギターにはちょうど良いスペース。音響もデッドすぎず、また響きすぎずの程よい残響で審査もしやすかった。
大会の後は、審査委員に加えて今回の大会関係者全員で打ち上げ大会。夜の北区へと繰り出した。
国内外で活躍中の若手ギタリストの皆さんや、大御所の先輩達のお話も聴けてここでも勉強に鳴る事だらけだった。
ギター音楽は素晴らしい。そしてそれを介して繋がり合う人々の輪も素敵だ。
新年早々、自分に勇気を与えてくれる素晴らしい一日だった。