中谷建設の リノベーション住宅 (断熱改修の現場)

まるで新築では?!?!
古い住宅の基礎と柱梁は残し
新築並みの断熱性能確保、
水まわり、内装は新築同様

リノベーション住宅へ変身!!

2016年01月15日 | Weblog
2か月半の工事完了

リノベーション住宅

まるで新築のよう!!


[before]



[after]





[before]


[after]




サッシは高断熱ガラスが入った樹脂サッシにすべて入替え

北側屋根の雪・氷の心配から解消

もう北側に雪が落ちないのでタンクローリーの運転士手さんも安心して給油できます。

まずは工事前の状況を

2016年01月10日 | Weblog




お客様との出会いはもう5年前からになります。

定年対退職されてから夫婦2人だけの最後の住まいを考えられていました。

「新築」?「リフォーム」?

現在の家を売ってどこかちがう場所に建替え?

でも、ご近所さんと離れるのがちょっと・・・・。

子供たちはそれぞれ住宅をもっている。

自分たちは築38年のすまいのままでは

貯金も住宅にかなりをつぎ込むわけにもいかず

リフォームだと建てるほど費用がかからないし・・・・


お客様の要望は

・1階が暖かければイイ

・蟻がでるので何とかしたい

・浴室の壁タイルは亀裂が入ってひどいし、寒い

・トイレをもう少し広くしたい

・北側に雪が落ち危なく、冬の灯油入れで大変迷惑をかけている


そんな要望をクリアすべく見積もりが開始しました。






現況報告その1

2016年01月10日 | Weblog

お見積り内容は 

建物全体断熱改修を行う

雪を北側に落とさないよう屋根改修

外装は1階部がタイル貼り部分がありますが傷んでないので残す

断熱材は入れ替え、2階部分の内装はそのまま



現況報告 その2

2016年01月10日 | Weblog





断熱改修はまず既存部分の解体から始まります。

天井、壁、床の順に解体していくのです。

床が最後なのは足元がよい状態でなければ高い位置での作業ができないからです。

さて、

壁をはがし始めると・・・・

なんと、断熱材が入ってない?!?!

でも外壁側にスタイルフォーム25㎜は貼られていますが

これで人間辛抱できるのだ!! と感心。


工事前床下を拝見すると床下の断熱材が全くありませんでした。





寒い家  そして蟻が出る

これがリフォームの切っ掛け

蟻がよく出ていた部分の床をはがすとビックリ!!


土台がありません、外部から水が浸入し

腐って土に還っていました。


[after] をご覧いただきましょ。

2016年01月10日 | Weblog

[リビング]  正面の珪藻土の壁の色がグリーンで高級感溢れる床の色とマッチ     


[ダイニング・キッチン]  チェリー色と際立たせる白いキッチン  脇の格子が間仕切りの圧迫感を解消



[玄関ホール] お客様をまずはお出迎えのホール  高級感溢れる床材、既存の階段も一旦工事中段板を外して再取り付け。また、階段を目隠してしている格子飾りも高さを微妙に調整して再取り付け。
自慢の大工さんならではの職人芸



[トイレ]  ご主人が念願だった広めのトイレ幅900から1200にしました。
左正面壁の奥が浴室で基礎がありましたが、そこは中谷建設!
基礎はそのまま、大引きを入れ間仕切りを移動して広目トイレを実現
念願の手洗い付きのトイレカウンターができました。



[寝 室]  8畳大の寝室 枕側に色を変えアクセントに 右手にはクローゼットが配置


[クローゼット] 普段使う服だけを掛けるスペースにしました。実は2階にも空いている部屋があるので
そちらに和タンス等を置いています。



[浴 室]  これまで38年間、壁タイルにひびが入っても辛抱してきた浴室
(でも土台・柱は傷んではいませんでしたが) お手入れ楽な人工大理石浴槽を採用


これからは工事過程です。  まずは、床をはがします。

2016年01月10日 | Weblog


床をはがします。

既存のタルキまではずし、大引き状態

間取りは変更ないので大引きの入れ替え等はないです。


床の不陸を見ていくのでオートレベルは必要不可欠です。

グラスウールを敷く前にやるべきこと

2016年01月10日 | Weblog


床下からの湿気があがってこないように

ビニールを敷きます。

新築時はびり砂利や砂でビニールを押さえますが

砂など入れるのが大変なので、樹脂製のペグで押さえていきます。


次に、床下からの空気が上がらないように床タルキが壁際に来る部分を

先に仕上げてタルキ受けを取り付けます。





そしてグラスウールを載せる木材(小幅板)を並べてゆきます。








床下の断熱手順

2016年01月10日 | Weblog



まずは小幅板の上に105ミリ厚を敷きます。




床タルキを並べてゆきます。



タルキ分の厚み50ミリをタルキ間に入れていくのです。



最後にビニールを敷いて、構造用合板でふさぎ

床下からの空気の流れをシャットアウト


間仕切りでの開口部を作る

2016年01月10日 | Weblog
今回のリノベーション工事では

基礎は現況のままです。

今までドアの出入り口を引戸にしたいというお客さま、結構多いです。

ドアを引戸にする方法としては

1・柱をとって引戸の枠が納まるようにする

2・壁の外を建具が動く建具(アウトセット建具)を採用する


 2・のほうが既存柱はそのままで引戸にできますが
 建具が動く壁が無ければいけません。
 すぐわきに別のドアなどあれば難しくなります。


 1・ドアから引戸にしたいが基礎はそのまま
  
  そうなると上の荷重を別の柱に伝えるよう梁を入れなければなりません。

  下の写真で白い木材が梁です。








屋根勾配を変えます

2016年01月10日 | Weblog
これまでは北と南に分かれていた屋根勾配でした。

冬には北側屋根に雪がつもりいつ落ちるか?と

北側にある灯油タンクに配達する業者さんを心配していたのです。


今度は屋根勾配を南側にします。




束の長さを棟部分から変えていきます。


そして屋根勾配が緩くなるので雪が載っている時間が多くなることを考え

梁間が大きい部分は補強もしてあります。

既存の梁にツーバイテンをダブルで張り合わせ剛性を高めました。




屋根タルキを並べて野地板を貼っていくのです。

屋根タルキもワンサイズ大きいものにしていくました。



全面断熱改修なら是非やっておきたい耐震補強

2016年01月10日 | Weblog
1階の屋根工事の前に2階の壁の断熱材を入れます。

1階は外壁がタイルなので壊すのモッタイないです。

ですから内部から断熱材を入れました。

2階は逆に内部を手にかけません

サッシの入れ替えと断熱材の入れ替なので外部から断熱材を入れました。











さて、今回の工事

断熱改修と内装・設備のリフォームが主ですが

全面改修工事ならぜひ 同時にやっておきたいのが耐震補強です。


補強方法は

1階は内部側に外周壁に構造用合板を貼る

2階は外壁に構造用合板を貼りました。

肝になる部分は梁の下まで合板を貼っておくことです。








これらの作業を終えてから屋根の工事に移っていくのです。

この間 天気に恵まれるか否かで工程の進み具合が変わってきます。






この状態までくれば、雨が降っても内部の仕事ができますので

工程に支障は期さなくなります。



残り工程をザッと

2016年01月09日 | Weblog
1階外壁部は内部からグラスウールを入れ

耐震用構造用合板を貼ります。









天井を組んで、ビニールを貼り、天井ボードを貼り、天井断熱工事に渡します。








天井が終われば床仕上げのフロアーを貼っていきます。





見えなくなる部分で屋根の壁際の納まりを




雨コロと業界用語ですが

1階屋根と2階壁の取り合いにトタンで水切りをつけておきます。

そうすれば、春先など雪が外壁と接しても凍結融解を避けることができるのです。

コストをかけずに雨コロを省くとサイディング外壁はほとんど凍結融解で傷んでいます。



以上工事工程報告でした。ご覧いただきありがとうございました。