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刺繍の箱

2010年08月02日 | 日々の暮らしを楽しく
次男がテレビ番組か何かを見て、『クロスステッチ』の刺繍をやってみたい、と言い出しました。ああいう細かい作業は、手先が器用で集中力があって物を作るのが好きな男子がやるとけっこういいものができると思うし、次男は家庭科の中でも「裁縫」が一番好きだったというのもあって、私はすぐさま「ああ、じゃあ糸を出してあげよう」と押し入れの中から「ししゅう」と書かれた箱を取り出しました。

実はこの箱、たぶん高校生の時に母がお菓子の箱をくれたものです。ですから、30年前の箱??ってことになりますね。私は高校時代からかなり刺繍をやっていまして、長男が生まれるときなどは、切迫早産で入院していて一か月暇だったもんで、ずいぶんワンポイントの刺繍を子供用品にいれたりしてたんですね(その刺繍入りガーゼなどは今もまだ手元にあります)。で、生まれたらもうそれこそ今日まで一切暇なしだったので、そのまま箱は押し入れにしまわれていたわけです。でも、大阪から山口へ、そしてアメリカに行って、仙台まで、こうやってよく持ってきたなあと思いますねえ。そして、使いもしないその箱が、そこにしまわれているということをちゃんと覚えている私は、「記憶力がいいなあ」と自画自賛で箱を開けたんですね、、、。


いやあ、これはまさしくタイムトラベルの箱でした。
中には超大作の「やりかけ」の刺繍作品が。でも自分がそれを刺していたのを*まったく*覚えていなくて。自分で書いた図柄なども出てきましたが、もうびっくりでしたねえ。

廊下の角を曲がったら昔の自分にいきなり出くわしたような。そんな感覚でした。なんでもいらないものは捨てよう、って普段はそういう主義なんですが、でも、こういうものがぽんと出てくるのも、楽しいものですね。

で、肝心の糸は今もきれいで、すぐでも使えそうでした。
布はだめでしたから、今度手芸屋でクロスステッチ用の布を買うことにします。
コメント (4)
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