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苦労の果て、マウスの組織は飛行機にはばまれた

2007年03月04日 | 仕事・研究
おとついの記事に書いたとおり、大阪に出張していました。共同研究者とともにマウスの実験を行い、消化管、腸管リンパ節、肺などを採取。それを凍らせてドライアイスにつめ、飛行機で仙台に戻る予定にしていました。

が、手荷物検査でとめられ、「生物試料は持ち込めない」と言われてびっくり。これまでも同様の実験のたびに試料を持ち帰っていましたが、一度もとめられたことがなかったので、そんなルールは知りませんでした。

チェックインを済ませた飛行機に乗るには、この場で廃棄するか、あるいは陸路郵送しかない、と言われ、なくなく郵送を頼んでゲートまで走りました。わたしの検査のために飛行機の出発が遅れて、ほかのお客さんに大変なご迷惑をおかけしましたが、私は大切な実験材料を失って呆然となって仙台に戻りました。

さて陸路運搬されている私の荷物は、最速で明日の朝8時まで手に入りません。ドライアイスが持つかどうか。サンプルは無事か。非常に気をもんでいますが、どうすることもできません。

航空会社に電話して今後の対策を尋ねたところ、飛行機の予約をした時点で持ち込む荷物について安全であることを証明する文書を出してくれとのこと。というわけで、次回からは獣医師はりねずみ、と署名して自分ではんこをついて書類を提出するつもりです。しかしなんか変だなあ。結局私が自分で「安全です」っていうわけで、なんだかなあ、、、、。

さて大阪はとてもあたたかくて、梅が満開でした。
桜ももうすぐ、という感じでしたよ。
いよいよ春本番ですね。



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2 コメント

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ニュースで (しぃ)
2007-03-05 16:07:16
液体の機内持ち込み規定が変わったちゅうのを見たのですが
はりねずみさんの件もそれに関係あるのかしら?
サンプル、無事でした?
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液体ではない (はりねずみ)
2007-03-05 17:47:20
しぃさん

そうそう、液体の制限が始まったよね。
でも私のは一応「氷」で、容量もほんのわずか。
それより生物試料がだめってことらしかった。

この顛末は今日の記事で。
返信する

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