昨年の3月、長男が浪人するって決めたとき、予備校をどうするかでずいぶん悩みました。本人は予備校に行かずに家で勉強したいと言ってましたが、リズムが崩れるだろうと思って却下しました。が、じゃあどこにするかというのは、本当に難しかったですね。本人が見学にも行き、友達の意見も聞き、先輩の意見も聞き、ネットでも調べ、、、だけどやっぱり難しかったです。
私自身は浪人してませんが、当時、今と違って国公立は本命一校しか受けませんし、私学は入学手続きしてませんから落ちたら当然浪人で、だから駿台予備校を受験して(受験の必要があったと記憶しています)、大学の合格発表前に万一の備えはしてました。このときの根拠は、家から通いやすいとかその程度のことだったんじゃないかと思います。また、その頃は大手予備校が駅前にどっさり、という時代でもありませんで、わたしは枚方の実家から京都まで通うつもりにしていました。
しかし去年長男が予備校を決めるときは、駅前に山ほど予備校はあるし、ネットでもいくらでも情報はとれるので、逆に選択に悩みましたね。見学にいっても、どっちもいい感じで、、、。結局A予備校に決めて通いましたが、最終的にそれがベストな選択だったかどうかは、今もよくわかりません。予備校って先生の熱意によりますし、あまりにも人数多くてもよろしくありませんし、なにより相性みたいなものがあると思います。だから人の意見だけで決めるのはちょっとどうかな、という感じがしますね。
それから、最初と志願先が変わってくる場合、特定のコースにいるとけっこうやっかいです。うちは最終的には英語数学のほか理科1科目で受験する大学に変更したのにもかかわらず、最後まで理科2科目のコースからはずれることができなかったし、帰国子女だから英語がよくできるのに、英語だけ文系クラスということもできず、「英語の時間だけ自習する?」みたいなこともちょっと考えたりしました。
それにしても予備校にはお金がかかりました。
最初に支払う以外に、夏の講座、冬の講座と別料金なんです。センター試験後、長男がずうっと家にいるので「予備校は?」ときいたら、また別料金だったし、もうあとは自分でやるからいいかと思って申し込まなかったと。途中、私学の入試が続くし、体調管理も大変な時期だったので、行かなくて正解だったな~と思うんですが、お金も助かりましたねー。
そうそう、予備校って学割のきく学校とそうじゃない学校があるんですよ。
長男が通った予備校は学割で通学定期が買えるというのも決め手の一つでした。
いずれにせよ、最初に決めた予備校を途中で変えるって普通しないもんですから、浪人する予定の高校3年生は、この3月は面倒くさがらず見学に行き、よく設備も見て、先輩たちの話も聞いて、でも最終的には自分の感覚で決めるべきです。自分できちんと勉強する人は、むしろ宅浪だっていいかもしれないんですが、世の中の流れでつい予備校行かなきゃ、、、と思ってしまうかもしれません。そこはぜひ自分の生活や気質を考えて決めてください。
たぶん結局ね、勉強って自分でやるものだから、ペース配分が自分でできて、きちんと問題演習をこなしていける人なら、そんなに予備校は必要ないと思うんですね。ただ受験の情報は予備校がたくさん持ってますので、入試説明会とかはぜひ行くといいと思います。