【はじめに】
最近、思ったよりも居心地がいい場合があるケースや移動時間と引き換えに得る価格の安さが魅力であることに気づき、自分の一人旅に大きな影響を与えている高速バス。
当方のブログを拝見してくださる方なら、説明の理由もないのだけど、ここのところはムチャクチャ高速バスを利用している。
なのでこのニュースを見たときは、なんとなくペンをとらずにいられなかったというところだろうか。
あり得ないことが重なったニュースでもあるので、興味がある方は、原文のほうも参照されていただけたらと思う。
【オレには真似できない計画】
原文のほうには、リアルなタイムテーブルが記載されていなかったが、記事になったバスは会津若松から高速バス(JR16号)で新宿に向かったバスだと思われる。(会津若松発16:00 → バスタ新宿着20:29)
それはなぜかというと、新宿から福山に行く便が1本しかないからであって、トランジット事情に重ね合わせてみてもこの便しかないハズ。
(バスタ新宿発21:05→三原駅行きの夜行バス)
それだと仮定すると、逆算して会津若松発16:00のJRバスであることが導けるのだが、ここでのバスタ新宿におけるトランジットタイムは、定刻で勘定しても乗り換え時間は30分チョットしかない。
飛行機ならともかく高速バスでこの計画を立てたという乗客も凄い。
(高速バスでしかも4時間半後のトランジットなんだぜ?)
もしかしたらこのスケジュールで過去に成功したことのある乗客だったのかも知れないけれど、都区内行きの高速バスで30分の乗り換えは超が付くほどの大ギャンブルだ。
オレなら、最低でも90分の余裕は見ておくだろうと思う時間設定だし、オレがドライバーだったら一生懸命運行には務めるけれど、遅れちゃったらごめんなさいの世界だよなぁ。
【バス旅未経験なら分かりにくいニュースかも】
まず5分待ってくれないかというドライバーのイチ見解(イチ意見)が他の会社線(福山線は小田急バスまたは中国バスの運行便)へ通ったのかという疑問。
分単位で続々と出入線する高速バスを止めておくというのもギャンブルであるわけだからな。
なお、バスの原則ルールは(路線バス含む)発車時刻の速発が禁止されていることだから、ルール的にはセーフだけどね。
あのターミナル駅でそれに対応したのがすごい。
加えて、30分程度遅れていたところを途中の休憩ポイントから、5分遅れまでマクったドライバーの配慮も凄い。
さらには、新宿についた時点で誰もが早く降りたい状況の中、その一人を優先させたアナウンスが出来たことも凄い。
これが飛行機だったら、アナウンスなんかどこまで担保できているかわからんからな。
つまり、JRのドライバー、福山線のドライバー、バスタ新宿のタイムテーブル、会津線の乗客らの理解があったからこそ、このトランジットが成功したエピソードにもなっているわけだ。
【本当に凄いことは他にもある】
実のこのレポートって、たまたまJRバスに乗り合わせたライターの記事なんだよね。
実体験をそのままレポートしただけでもオレ個人としては、
「ほほぅ、なるほどねー」
と唸るところなのにドライバーあてに手紙を出してその返事が来るという対応を含めてまでレポートしてくれているところが凄い。
ドライバーの神対応は、返事を書いたところまでが神対応だったわけだけれど、このライターの対応も記事にしたところまでが神対応だったということかしらね。
【あらためて、この記事の出どころ】
「お客がいるんだ!頼む!!」 高速バス運転士の神対応に反響...当時の心境を本人に聞いた(Jタウンネット・東京都)
(この記事で使われていた写真を引用。なお、オレもJRの高速バスを何度か利用しているが悪い印象は今日現在においてひとつもない。)
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