フランスの憲法院は8月5日、飲食店などをを利用する際に新型コロナワクチンの接種証明か陰性証明の提示を義務付ける新たな法律について、憲法に違反しないとの判断を明らかにした。8月9日に本格施行となる規制を巡っては、個人の自由を政府が制限することに反発した大規模な抗議活動が続いている。しかし、憲法裁判所は今回の判決で、新法は公衆衛生上の懸念と個人の自由との間の「バランスのとれたトレードオフ」であり、同国憲法にほぼ準拠しているとの見解を示した。新法では、医療従事者らのワクチン接種も義務付ける。