悲喜劇

おっさんの持っているキャリーバックはもう２０歳を越える老人。

キャリーバッグが出回りだしたときに買ったので、すごく重い。

中身よりも重いくらい。

車で移動するときにはいいのですが、自分で移動させるとなるとちょっと。

今年の一月に北海道旅行をしたときに身にしみました。

雪だったので引っ張ることも出来ず、持っていたところ、二三日腕が上がらなくなりました。

そこで、引退させてあげようと、新しいキャリーケースを買いました。



うそみたいに軽くって、大丈夫かな、と思うくらいです。

先日名古屋駅でこんなことがありました。

でっかいスーツケースをひいて、手には一杯のディズニーの袋を持ったカップル。

すれ違ったときに、ゴリッ

そう、足をひかれました。

しばらく痛かったですよ。

でもそ知らぬ顔で行こうとする。

さすがのおっさんもムカッとしましたねぇ。

でも、振り返った瞬間。

そのカップルのスーツケースの車輪が四つ同時に崩壊しました。

それに、なぜかそのスーツケースには持ち手がない。

一瞬にして、ただの箱になったわけです。

きっと罰が当たったんだと思います。

その時のおっさんの顔は笑っていたと思います。

なぜって、そのカップルはにらんでましたもの。

それを思い出しては、新しいキャリーケースは大丈夫かなと、確認してしまう、おっさんです。