名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ その嘘ホント 「スペイン風特別料理」

2013年03月14日 | 日記
 スペインで闘牛を観戦した後、一流レストランで晩餐を愉しんだ。
「今日のスペシャル料理は何だい」
「当店自慢の牛肉料理でございます」
 二つの大きな肉だんごは、舌がとろける程美味(おい)しかった。翌日も同じ料理屋に行く。
「今日のスペシャルをくれ」
 大きな二つの肉だんごだった。余りにも美味(うま)い。三日目も同様にスペシャル料理を頼むと、小さな二つの肉だんごが出された。
「今日は小ぶりだね。味は大丈夫かい」
「ニ時間ワイン漬けでしたので、味は保証致します」
「なんで小さいのかな」
「闘牛士が毎日勝つとは限りません」
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♪ その嘘ホント 「吸血鬼ドラキュラの苦手」

2013年03月14日 | 日記
 先生が宿題を出した。一年生のドラキュラ三世は、次の日に提出しなかった。
「何故宿題をやらんのかね。何一つ、計算してないじゃないか」
「恐ろしかったんです」
「怠けものめ。一体何が問題なんだ」
「足し算の記号が怖い」
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