名邑十寸雄の手帖 Note of Namura Tokio

詩人・小説家、名邑十寸雄の推理小噺・怪談ジョーク・演繹推理論・映画評・文学論。「抱腹絶倒」と熱狂的な大反響。

♪ その嘘ホント 「誰にでもある天の救い」

2013年03月23日 | 日記
 頬に口紅の跡を付け酒瓶をポケットに入れた浮浪者が、公園のベンチで新聞を読みながら問い掛けた。
「牧師さん。どうして人間は落ちぶれるのでしょうか」
「酒の呑み過ぎと、ふしだらな女性関係だろうね」
「やはりそうですか」
「そう気落ちする事はない。心を改めれば誰にでも救いがある」
「新聞にも、そう書いてあります。大統領選挙に出馬した事業家が、酒とスキャンダルで身を滅ぼしましたが、今朝方天国に逝ったそうです」

コメント
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