Lockheed Hudson MKⅠ
イギリス空軍 沿岸航空軍団 哨戒・爆撃機
ロッキード ハドソン MKⅠ
AIRFIX 1/72
開戦当初、航空機不足のイギリスは、アメリカの航空機会社に対し、すぐに手に入るものを色々と
要求していたらしい。 そして、その一環として旅客機ながら、ロッキードL14スーパーエレクトラ
の爆撃機改造版が、ハドソンMKⅠとして採用され、イギリス空軍向けに生産供給され始めました。
このスーパーエレクトラという機体は使い勝手がよかったせいか、開戦後は各国の民間航空の機体も
軍に召し上げられ、重宝したらしい例があります。
※リベット表現をすべて摺り下ろした状態
さて、このエアフィックスのキットは裏側に1963年とモールドされていました古る~いキット、
はたして出来のほどは・・・・・・・推して知るべしであります。
全面凸リベット表現ですが、盛ったり削ったりが必要なキットのため、リベットは生かすことが
非常に困難なことになりますので、全部削りおとしました。
組むのは簡単なのですが、ヒケと隙間と押しピンのオンパレード・・・・
※大きく隙間の空いた左翼上面エルロン ※右翼上面エルロンのヒケ
※右翼下面 ヒケとでかい押しピン ※こちらもご同様
※水平尾翼下面 昇降舵は向こうが見える ※同じく上面
隙間やヒケや押しピン跡を埋めるためにパテを盛りましたが、近年にない量のパテを盛って
います。 水研ぎになるのですが、作業着の汚れっぷりが半端なくなりそうです。
※側面窓は全部真ん中にヒケがある 機首窓は当然隙間ができます
パテ作業が一回でOKになるほどの物でもなく、何回か繰り返すことになるのでしょうか。。。
※胴体下面に大量のパテが必要なのは、貼り合わせの際になにも
気を使っていないせい(笑)
なお、スーパーエレクトラ旅客機は日本では立川飛行機のち川崎航空機でライセンス生産され、
それなりの改造改修を経て、陸軍のロ式輸送機・一式貨物機として使われました。
古いキットなので、段差や隙間ができるとは思っていましたが、随分パテのお世話になるのですね、私もこのキットを積んでいますが、購入時から一度も中身を見ていないので、改めてこのキットの凄さが解りました。デカールは大丈夫そうですか。
エアフィックスの古強者はカタチになっただけでもOKOKであります。
実際は主翼の上反角と、水平尾翼の水平が怪しい代物でしたが、どうやら
胴体断面の歪みで正面形でちゃんと見えていないみたいな。。。。
これだけの修正量ですが、当時の模型少年たちはどう対処していたのでしょう。。
まぁ・・セロテープで組んでも、色を塗ってなくても、飛行機のカタチに
なっていたら、喜んでいましたね。。。。。
デカールはまだチェックしていませんが、多分大丈夫・・・某社とは違う!
っと思いたい(笑)