まんそうフルーツパーラー(フルーツ専門店、カフェ/東京)
閉店しました
*万惣フルーツパーラーの美しいフルーツパフェ
万惣の本店が神田須田町で創業したのは1846(弘化3)年、江戸幕末のこと。当時「水菓子」と呼ばれ、まだ種類も少なかった果物を、専門店で扱える存在に格上げした老舗です。
明治時代に「鑑賞用」として輸入されたフルーツに品種改良を重ね、「食用」としての理解を広く一般に浸透させた功労者が此方の初代というわけです。
須田町の本店に一度も行ったことのない私は、目下会社帰りに気楽に寄れる丸の内の新丸ビル店を利用。
最近では「1人マンゴー祭り」の一環で、マンゴーパフェ目当てに5月末に訪問。しかし、予想は大ハズレ(競合店の千疋屋ではマンゴーフェア開催中なのに)! マンゴーメニューは季節のミックスジュースのみ。残念!
それどころか大のお気に入り
アボカドハニーレモンパフェまでメニューから消えていた
ガ――ン
フルーツサンドって気分でもないし…。
フルーツパフェ(1,260円)
せっかくだから、定番中の定番、フルーツパフェを。
高級フルーツ専門店として愛され続け160年余、はダテじゃないということでしょうか。
大きめにカットされたフルーツたちは最高の状態のもの。
味がいいことは言うまでもなく、見た目がとにかく美しい。
不満な点をあえて挙げるとしたら「あまりにも品が良すぎる」ということくらい。
実は、盛りつけの斬新さやメニューの豊富さから、個人的には同じ老舗フルーツパーラーなら
千疋屋 の方が断然好きな私。
でも、此方のパフェにあって
千疋屋 にはないものが1つ。
それは、各種フルーツパフェの中(パフェグラスの底の方ね)にたっぷり入れられたフルーツスープ。簡単に言うと、ドロドロと濃厚なフルーツジュースなのですが、これだけは絶品!
フルーツパフェのスープは訪れる季節ごとに多少変化しているかも。今回はピンクグレープフルーツでした。爽やかな酸味で後味もスッキリ。
季節のフルーツミックスジュース(730円)
どうしても「マンゴーもの」をオーダーしないと気が済まなかったので、唯一のマンゴーメニューの此方も。
オレンジシトラス系フルーツとマンゴーのミックスジュース。
サッパリとした酸味にマンゴー果汁独特のとろみが絶妙にマッチ。
■万惣フルーツパーラー 新丸ビル店
□11:00~21:00
□不定休(新丸ビルに準ずる)
□千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディングB1
□03-3211-2110
※前回紹介のフルーツパフェは
こちら