【2022年8月に当時の日付で記事を編集しています】
@hiro_anneau0717「私には見えるんです。10年後も20年後もあなたのそばには私がいる。残念ながら私はあなたといると幸せなんです」
2020/07/13 Mon.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2000年に放送された『やまとなでしこ』が「20周年特別編」として再放送されました。と言っても全11話のドラマを前編(第一夜)と後編(第二夜)にわけて再編集したもの(やっぱり押尾学のせい?)。だけど、わしは堤真一さまが観られればOKだから!
年収とステータスで相手を値踏みする神野桜子(松嶋菜々子)と、数学者の夢をあきらめ実家の鮮魚店を継いだごく普通の青年中原欧介(堤真一)との、「勘違いから始まった」ラブコメの王道です。
ずっと舞台役者として知る人ぞ知る存在だった堤真一さまが、TVで初めてお茶の間の人たちに広く知られるようになった。
そんなエポックメイキングな作品ではあったよね。
桜子が「女が最高値で売れるのは27歳」と言っていたけど、この時松嶋菜々子はまさにその27歳。反町隆史と結婚したのがこの1年後だから、セリフにも納得感がありました ( ̄∇ ̄)
高飛車な美人キャラにならず、どことなく可愛さを感じさせるのは松嶋菜々子のすごいところかも。。美人というよりキュートな感じ。
堤真一さまと同じ35歳という設定で登場していた、筧利夫と西村まさ彦の演技が(アドリブあり?)絶妙。小劇場出身の役者ならでは!
さて、このドラマのなかで重要なキーワードとなるのが「カメレオン」。桜子がカメレオンが欲しいと聞きつけた欧介は、爬虫類と勘違いし、ブリキのカメレオンを買いプレゼントします。
しかし桜子が憧れていたのは「ロレックスのカメレオン」
桜子が欲しがったカメレオンがこちら。
わずか1.5mm径ほどの小振りなサイズの本体に、様々なベルトを付け換えられることにより、体の色を自由に変える“カメレオン”の名前がついたもの。
一方で御曹司の東十条さんは桜子の願い通り「ロレックスのカメレオン」をプレゼントしています。
ゴージャスな洋服を着ておしゃれなレストランで食事する姿よりも、ボロいアパートでパーカーにジャージ姿でカップラーメンすする桜子の方が可愛かった。
今思い出したけど、筧利夫 好きだったんだ!
お金をとるか、愛情をとるかーーー。2人の男性の間で揺れ動く桜子の葛藤が、観ている者を惹きつけたドラマ。
最終回のセリフが書き出しの「私には見えるんです~」…MISIAの「Everything」が流れて、これ以上ないハッピーエンドでドラマは終了。
ライバルの御曹司、東十条役の東幹久もホントいい人で、悪い人が誰もいない画に描いたようなラブコメでした。