みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

「母親から刷り込まれた価値観」を手放したい

ブログの読者様の「手放したいこと」の中から、
二つだけご紹介させていただきます。

(女性の方からのご質問)

今『手放したいもの』があります。それは、「母親の価値観」です。

私にとって、母親の言うことは絶対!という思いが昔からあって、
「母が嫌いなものは私も嫌い」「母が好きなものは私も好き」と思ってきました。
だけど34歳にしてやっと、母の価値観が自分の中に
かなり刷り込まれていることに気付きました。

結婚や家庭に対する価値観、食生活の価値観、道徳の価値観… 母親にとっての
「こうでなくてはならない」みたいな思いを、
そのまま私も背負っている?! と気付いちゃったんです!

1番わかりやすいのは食生活のことで、母は病気をもってるので、
私にはそうなって欲しくない という思いで 言ってくれているので、
そこには愛もあると思うし、ありがたいことなのですが…
私が体調を崩した時に、玄米菜食をすすめてくれ、
当時私は「母親は間違いない」と思っていたので、そのまま受け入れました。

でも、玄米菜食してると治るよ!という前向きな感じより、
玄米菜食しないともっと悪化するよ!という脅迫っぽい感じが強く、
私が何か体調が悪かったり、私の子供が風邪ひいたりするとすぐに
「あれ食べたからだよ」と言われ、〜食べると具合悪くなると言われると、
母親に言われた通りになる自分がいました。

でも暗示にかかり、頑なに玄米菜食を何年か続けた後に、
あれもダメ!!これもダメ!!と、食べ物を敵にまわしてることに違和感を感じ始め、
自分なりに やっぱり食事は感謝しつつ、楽しむのがいいのでは?
自分が食べたいものをおいしく食べていいのでは?と思うようになり、
また好きなものを食べるようにしました。

そしたら、昔の自由だった時の自分を取り戻せてきたような気がしてきて、
そこから母親の言うことが絶対とは限らないんだ!と気付き、
色々な思いが出てきて母親から受け継いだ価値観を手放したいと思うようになりました。

そして、自分はどうしたいのか?
自分の心の声を聞いていくということをやっていきたいと
思うようになりました。

長くなりましたが、『自分の中にある、母親の価値観』これが私の手放したいことです。



わたしがカウンセリングをさせていただいた方の中にも、
よく似たケースがありました。

その方は幼稚園のお子さんがおられるお母さんで、
「自分の子どもにコントロールすることを言ってしまうのが止まらない。」
というご相談でした。

そのお母さんのお話を伺っていくと、
実はそのお母さんもまた、自分の母親からコントロールされ、
長年苦しんでこられたことが分かりました。

母親が自分の友達を「この子とは付き合っちゃダメ」
「この子はいいよ」と判断したり、
服も母親が買ってきたものじゃないとダメ。
自分が買ってきた服だと「似合ってない」と母親に言われる。
食べ物も母親がすすめるものじゃないとダメ。
母親のすすめるイベントはなかなか断ることができず、
万が一断ったりすると、後で母親からネチネチと
どれだけそのイベントが良かったか、自分が後悔するまで話されるそうです。

話を伺っていくと、その母親もまた、
自分の母親からコントロールされて育ったという過去が分かってきました。

つまり、「我が子をコントロールしてしまう」という課題を、
四代かけて学んでおられるご家族だったのです。

家族は同じ課題をもったソウルメイトが集まることがありますが、
このご家族もその例です。

さて、今回のご相談者の方に届いた方のメッセージは、
以前カウンセリングさせていただいた方に届いたメッセージと
よく似ていました。

どんなメッセージが届いたのでしょうか?

◆ ◆ ◆

「母と子で共依存の関係。
どこからが自分の意思で、どこからが母親の意思なのか
分からなくなっている。

母親が境界線を越えて、子の領域に入ってきている。
無意識だから本人(母)に悪気はない。

しかし、これを続けていると、子の力を奪ってしまうだ。
子は自立できなくなる。

今回この者(ご相談者)が
『母親の価値観を手放したい』と思ったことは、
大変大きな成長であり、喜ばしい。

まずは母親との接点で工夫できるポイントについて。


(電話)

①ナンバーディスプレーをつける。
②母親からの電話に対し、出たい時に出る。
③母親には家に寄る前に電話してもらう。(ワンクッション置く)

(母親が家に来る)

①自分が出たくない時は、居留守を使う。
 (理由も考えておく。お昼寝をしてたとか。)

(母親からのアドバイス)
   
①『そっか~、お母さんはそう思うんだね。』ととらえる。
  (自分の中でワンクッション置く)

(母親が後悔させることを言ったら)
  
①『お母さんは、わたしに後悔をしてほしいんだなぁ~。』
  と客観的に受けとめる。

②『必要な時は、いくらでもチャンスはくる。』
  と心の中でおまじないのようにとなえる。

精神的に母親との距離をとろうとしてもなかなか難しいから、
まずは物質的に適度な距離をとってみる。

それだけで、ずいぶん母親の支配からのがれられる。

この年齢で、わたしは何をやっているんだろう?
なんて思わずに。

大きな課題なんだよ。」             
 
  


◆  ◆  ◆

いかがでしたでしょうか?

「我が子をコントロールしてしまう」というのは、
親であれば大なり小なり、誰でもご経験があるのではないでしょうか?

親は良かれと思って子どもにアドバイスするのですが、
それは本当に「子どものため」なのでしょうか?

自分の「エゴ」による押しつけもあるのではないでしょうか?

メッセージの中で、

母親が境界線を越えて、子の領域に入ってきている。
無意識だから本人(母)に悪気はない。

しかし、これを続けていると、子の力を奪ってしまうだ。
子は自立できなくなる。


という言葉が胸にしみました。

このご相談を人ごとだととらえずに、
自分も子育ての中で振り返るきっかけにしたいと思います。

コメント一覧

なんでも仙人の弟子
素晴らしいです。
紫さま

お母さまとの関係が修復できないまま、
お母さまがお亡くなりになられたのですね。

それはどれほど苦しかったことでしょう。

長い間いろんな想いを抱えてこられて、
本当にお疲れさまでした。

お母さまはもしかすると、紫さまより
魂年齢が幼かったのかもしれませんね。

母親はみんな子どもを受け入れてくれるものだと思いたいのですが、
どうもそうではない親子も多いです。

親子で魂年齢が逆転している場合に、
このようなケースがよくみられます。

紫さまがより愛に近い視点から、
お母さまを許し、自分を許してあげようとされたことで、
この「母と子の学び」は今世で卒業されることと思います。

本当におめでとうございます。



なんでも仙人の弟子
ありがとうございます。
ソーマ様

嬉しいご感想をいただき、とても幸せに感じております。
ありがとうございます。

いつかセミナー会場でお会いできます日を、
楽しみにしております。(^-^)
ありがとうございます。
本当になんと御礼を申し上げればよいのか分かりません。
ありがとうございます。

両親、特に母との確執の中で、8年程断絶し、今年2月に母は亡くなりました。
断絶、亡くなった後も、なにかにつけて母からの受け継いだ価値観などに、一喜一憂している自分を感じ、いろんなことで責めていました。
そして、母が亡くなっているから、もう、修復は無理とまたまた、自分を責めていました。
こちらの分かちあって下さった事で、私の中にある母の事を手放せそうです。
母を許せそうです、許せなかった自分を許せそうです。
本当にありがとうございました。
ソーマ
ありがとうございます!
今回のお話や、セミナーでの手放したいことは
自分自身に当てはまることが多くて、
セミナーに参加していたら、驚いていたでしょうね。笑

特に、過去を手放す、母親からの刷り込みを手放すなど
仙人さまのメッセージを印刷して、おリボンつけて
目に付く所に飾っておきたいです(プリンター無いのでできませんが…)

お弟子さま、シェアしていただき本当にありがとうございます。
感謝☆
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