わたしは以前、こんな質問を師に投げかけたことがあります。
「わたしは声が聴こえ、会話ができるというとても恵まれた状態にあります。
けれど、あまり質問をしていないように感じます。
もしどなたでも質問できるとしたら、
みなさんきっと聴いてみたいことがたくさんおありだろうなぁ・・・
と思うと、わたしはこの貴重な時間を有効に使っているのだろうか？
と思うことがあります。」
『質問せねばならぬ』は違うよのぅ。何事も力が入った状態では、それを伝える時、相手にもそれが伝わる。
自分の心が柔軟であることが大切なのじゃよ。
『柔軟』とは、心が軽い状態であること。
「役割ゆえ、～せねば。」は心に余分な荷を背負うことになり、重くなる。
役割を受けとめるはよいが、
「あふれたものを分かち合いたい」「～したい」というエネルギーこそが、
みなに伝わる心地よいエネルギーとなる。
自分自身が重とうなっておると、
読み手にもその荷を背負わせてしまうことになりかねない。
「なるほど。そうですね。自分の心が軽いというのは、とても大切なことですね。わたしが今のままでよいのだと受け止めていただいたことに、
深い愛と安らぎを感じ、ますます分かち合いたくなってきました!」
そうであろう。(笑)愛とはそのように伝わる。
受け止め続けること。
さすれば、その者のもっている本来の輝きが自然と現れる。
「質問できるのに、質問していない。」という心配は無用。
その者の器にあったことしか受け取れぬ。
ゆえ、そちのペースで学んでいけばよい。
大切なことは、どんな小さなことからも、おのずとつながっていくのじゃよ。
なんでも仙人のミニワーク
「あなたは心が軽い状態で分かち合っていますか？」
