みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

オールマイティな自分を目指すのはやめよう

上司がミスした時に、上手にフォローする部下の人っていますよね。

先方から見て、上司がミスしたと分からないように、上手にフォローを入れる人です。
普段から控え目で、出しゃばらず、人が困った時にだけ上手にこっそりフォローする・・・。

すごい人ですね。
わたしのまわりにも、そんなすごい人がいます。
尊敬しながら、いつも見てます。

それで、わたしはというと・・・、
こういうフォローは全然できません。
気がきくほうではないもので。

後から、「こうすればよかったな。」とか、「ああすればよかったのに・・・。」なんて思います。

「あの人だったら、きっとこうやってフォローしたんだろうなぁ・・・。」
気のきかない自分に、昨日も反省してたら、
こんな言葉が聴こえてきました。

「オールマイティな自分を目指すのはやめよう。
  そちの力の発揮しどころはどこかね?」

はっとしました。

オールマイティな自分を目指すのはやめよう・・・。
なんて楽になれる言葉なんでしょうか。

「控え目で、出しゃばらず、かげながらこっそりサポートする・・・。
それ、そち苦手なことよのぅ。
苦手なことを一生懸命やろうとしても、なかなかできまい?」

「はい、できないです。たぶん次も気がきかないかも・・・。」

「そんなことを頑張るより、こっそりフォローができる人に、伝えてあげるのじゃよ。」

「え?なんて?」

「○○さんは、いつもかげながらこっそりフォローをされてて、すごいですね。
いつも見ながら、感心してるんです、と。」

「ほぅ。」

「かげでこっそりフォローしている者は、そこが力の発揮しどころなわけじゃ。
それを見ていてくれる人がいると知ったら、どんなに嬉しいじゃろうか?
そして、尊敬していると言われたら、どんなに元気や勇気が湧くじゃろうか?」

「きっと嬉しいですよね!」

「できない自分を責めない。それができる人をほめる。
これができたら、一度に二人の人を救っていることになる。」

「自分と相手の二人・・・ってことですね?」

「そう(笑)。向上心のある者ほど、自分のいたらなさを責める傾向がある。
そんな時は、この言葉を思い出してほしい。」

「オールマイティな自分を目指すのはやめよう。そちの力の発揮しどころはどこかね?」
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