夫が65歳じゃないのに、定年前に仕事を辞めてしまいました。
まだ年金ももらえません。収入がない状態で、
ぼ～とテレビを見て、ガハハと笑っている夫を見ると、
いろいろ言えてしまいます。
夫にガーッと言って、その時はスッキリするのですが、
後であんなこと言うんじゃなかった・・・と後悔します。
夫に言いすぎる自分を手放したいです。
これについて、セミナー中に対話を行いました。
届いたメッセージは下記のとおりです。
「本当に言いたいセリフは、それじゃない。自分に向き合ってほしいんだよ。
こっちを向いてほしい。
いろいろ話し合いたいのに、仕事にかこつけて
夫は妻に向き合ってこなかった。
今は仕事をしていないのに、妻の方を向いていない。
『ごはんおいしいね。』とか、
『何か手伝おうか?』とか、
妻を気遣う言葉があれば、ずいぶんと怒りや不満はおさまるだろうが、
そこが満たされていないんだよ。」
「こういうご夫婦は多いと思います。
どうしたらいいですか?」
「まずは自分が本当に言いたい心の声、『自分に向き合ってほしいんだ』という声を聴いてあげること。
さて、これ夫に求めても、なかなか得られない。
ストレスがたまる一方。
ようは、『自分に向き合ってくれる人が必要』ということ。
これは夫婦じゃなくても、友人でも得られる。
誰かにじっくり話を聴いてもらうこと。
そしたら自分にエネルギーがたまる。」
「友達でいいんですか?」
「『夫婦で向き合う』はハードルが高いんだよ。そこを目指すと、ゴールにたどり着くのに時間がかかるから、
その間をうめるのが、『友達』」
「瞬間的にワーッと言えちゃうそうですよ。
いったあとに『かわいそう・・・』ってご主人に対して思うそうですよ。」
「おもしろかっただろう?さっき。(笑)あんなふうに、友達の間で発散することだよ。」
「それで根本的な解決になりますか?」
「『言わないこと』をゴールにしないこと。『あっ、今、こうやってガーッってわたし言ってるわ。
わたしが本当に言いたいことは、夫に向き合ってほしいんだなぁ』
と気づくこと、
気づくことがゴール。」
「気づくと何か変わりますか?」
「少し客観的に自分を見られるよ。それだけで、10回言っていたのが、9回に減る。
この一回減ったことが、すごいことなんだよ。」
ここまでがセミナーできたメッセージです。
さて、ここからは家で対話した内容です。
「言わないでおこうとすると、無理な力がかかる。言えてしまう時はしかたない。
いきなりゼロを目指さずに。
言った後で反省する。この反省がとても大事。
何度も繰り返していると思っても、
反省している人は、一番ひどい時よりは、
少しだけ言っている言葉の数は減っているんだよ。」
「この方は、夫に向き合ってほしいというよりも、
仕事を何もせずにテレビ見てガハハッと笑っているのが
許せないそうですよ。」
「前にも言ったが、『なにもしていない』＝『仕事をしていない』ではないんだ。
感謝の言葉や、妻への気遣いがないことが、
妻をイライラさせ、感情を逆なですることなんだよ。
仕事を探すって言ったって、すぐに探せるかは分からないが、
感謝の言葉は、しようと思えばすぐにすることができる。
じゃがこれは、この者(ご質問者)の夫について言っていると言うよりも、
この場に集まっている者、ブログを目にした者に向けて伝えている。
人にはそれぞれ受け取るタイミングがあるからね。
タイミングじゃない者には、耳に入らない。
この者(ご質問者)が夫に対し、
『感謝が足りないのよ、あなたは!』
と言っても、全然響かないんだよ。
ゆえ、友人に聴いてもらうとか、
言ってしまった後に反省するとか、
そんなペースでOK。
本人はもっと画期的に改善したいだろうが、
そんなにすぐにはね。少しずつだね。
自分の中で優しいところも見落とさないようにね。
怒っている自分が印象に残りやすいから、
『わたしっていつも怒ってるわ～』と思いやすいが、
笑っている時や、優しいときだってあるんだよ。
ちゃんと知ってるよ。
全部みてるよ。
だから、あんまり自分をいじめないようにね。」
いかがでしたでしょうか?
最後の言葉が、わたしはとっても心にしみました。
いつもいつも本当に優しいです。
他にも似たご質問がありました。
それについては次回のブログでお伝えしますね。
