一期生の変化③

★Cさんの変化

Cさんはスピリチュアルなことが大好きな方で、
ヒーリングやセラピーについてもお詳しいです。
いろんな勉強をしてみたいと好奇心旺盛なところも
魅力のひとつです。

看護師の資格をお持ちで、以前は病院にお勤めでしたが、
現在は保育園看護師をされておられます。

いつも一生懸命で、イキイキとされているCさんですが、
実は心の中に、自分にしか分からない葛藤を抱えておられました。

それは、

一生懸命生きているのに、

「これではダメだ」
「まだ自分は何かが足りていない」
「もっとこうならなければ・・・」

と、 自分に対して厳しく見つめるもう一人の自分と、
ずっと闘っておられたことです。

どこまでいっても自分を認めてあげられない・・・
許してあげられない・・・

まわりの人から見たら、「すごいね!」って思うことも、
自分の中では「まだまだ・・・」と思ってしまう。

なぜそんな葛藤が起こるのか?

それはCさんの過去世が影響しているようでした。

わたしに見えてきたCさんの過去世の映像は、

★哲学者の時代
★薬草やアロマなどを使ってヒーラーをされていた時代
★シスターをされていた時代

です。

ヒーラーをされていた時代があるので、
今世もヒーリングやセラピーで体を回復させていくことに
興味をおもちです。

またインナーチャイルドカードなど、カードをつかって、
人の深層心理を掘り下げていく能力にたけているのも、
過去世のなごりだと思います。

Cさんは考えることがお好きです。
「これはこういう意味かな?」って考えすぎて、
身動きがとれなくなってしまわれることがたまにあるのですが、
「わたし、考えることが大好きなん♪」
と、楽しそうにおっしゃいます。

考えるのが大好きなところは、
きっと哲学者の時代のなごりだと思います。

こんなふうに過去世の自分の特徴や、価値観、概念が、
今世の自分に影響を与えることがあります。

さて、葛藤を抱えているもう一人の自分、
自分を厳しい目で見つめるもう一人の自分とは、
シスターをしていた時代の自分です。

「清く正しく」
「自分の中の一点の悪意も許せない」
「自分を犠牲にしてでも、人を助ける」
「清貧意識」
「神様に少しでも近づきたい」

これらの価値観や概念は、
過去世でシスターをされていた方に多くみられます。

ちなみに、看護師や介護士の方のカウンセリングをさせていただくと、
過去世でシスターをされていた時代が見えることが多いです。

人に寄り添い、献身的な看護や介護をすることは、
誰にでもできることではありません。

シスターの過去世があるからこそ、
その仕事を選ばれたのかもしれない・・・、

そんなことをカウンセリングをとおして、わたしは感じています。

過去世でシスターをされていたCさんは、
神様に少しでも近づきたいと、一生懸命自分を磨き、
人を助けてこられたのだと思います。

しかし、このような意識があると、
今世の自分がどれだけ頑張って生きても、人を助けても、
自分に満足することはできません。

「まだまだ・・・」「まだまだ・・・」

繰り返しささやく声は、過去世の自分の想いなのです。

そのCさんがどのように変化されたか?

それはCさんが「深い声が聴こえてきた」と言って、
メーリングリストでみんなにシェアしてくれた言葉の中に、
集約されてました。

この前借りたDVD「神様のカルテ」をみました。

とっても感動して、見ながらすごく思いました。
私にできることって何かな？
もう一度、病院に帰ろうかな？
私にもまだまだ、もっとできるんじゃないか？
まえよりもっと、患者さんに寄り添えるんじゃないか？
でも、今私には子どもたちに寄り添うという仕事がある。
そこで精一杯させていただけることで十分じゃないのか？

見ながら、何度も何度も思いました。
そしてラストシーン。

そうしたらね、深い声が聞こえてきたよ。
あまりにも優しくて、みんなに伝えたくなりました。
聞いてくれる？

その声は言いました。

いいんだよ。
そのままでいいんだよ。
何をするとか、しているとか、そういうことは関係ないんだよ。
私は何も望んでいない。
そのままでいいんだよ。
ありがとう。
ありがとう。


この声は、まぎれもなく愛と光からのメッセージです。

わたしが聴いている声と同じ、
慈愛に満ちた優しい言葉です。

メンバー一同、感動でいっぱいで、一緒になって喜びました。

Cさんはいい感じでゆるんでこられました。
すごいです!

この変化は、一生かかって得られるくらいの変化なんじゃないか?
と、わたしは感動しています。

考え過ぎて行動が止まっておられたのも、
考えても分からないことは、楽天的にとらえられ、
「事前に分かってラッキー!」
と軽やかに前に進まれるようになりました。

これがCさんの変化です。