みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例六 病弱な自分を責めてしまう


わたしはすぐ風邪をひき、よく寝込んだり薬を飲んだりします。
もともと子供の頃から体が弱い方なので、疲れやすく、昼寝をしないと体がもたない時が多いです。
そんな自分を「情けないなぁ。」と責めるもう一人の自分がいます。
風邪薬を飲むとき、罪悪感を感じながら飲んでいます。
「また風邪ひいたのかな?」「弱い自分。」「気力で治さないと…。」「薬ばかり飲んでちゃ体に悪いなぁ。」と。
思考は現実化すると頭では分かっているのですが、ついマイナスな思考が頭をよぎってしまいます。



「それは辛いのぅ。二重に自分を痛めつけてどうする?
そちは『普通は・・・。』とよく思おう?
『普通はこんなしょっちゅう風邪ひかないよね?』『普通はこれくらいで、風邪薬飲まないよね?』と。」

「はい、思います。だから罪悪感を感じてしまうんです。」

「ふむ。何と比べての普通か?」

「何なんでしょうね?
あんまり具体的に考えたことがなかったのですが、
『元気な人』『健康な人』『薬をあまり飲まない人』と比べてでしょうか?
たぶん夫と比べているんだと思います。」

「夫と比べて、体が弱い自分を責めておるのかね?」

「そうですね。これじゃダメだと思うわけです。」

「なぜダメなのかね?」

「ダメって思われているんじゃないかなぁ?と思っているから。
昼寝をする自分も、ダメって思われてるんじゃないかなぁって。あきれられているのではと・・・。」

「ふむ。」

なんでも仙人はわたしをしばらく見つめていたが、静かにこう言った。

「弱さを強さに変えようぞ。」

「えっ?弱さを強さに?そんなことできるんですか?」

「できるよ。すべての弱さは、そちにとって強さになる強力な魅力を含んでいる。」

「強力な魅力?」

「そうじゃよ。
自分の欠点を克服するのではなく、弱さを認め、素直に表現する。
頼るところは頼る。その時に相手に感謝の言葉を伝える。
分るかね?完璧を求めることが素晴らしいのではない。
弱さを魅力に変えられることが素晴らしいのじゃ。
自分の弱さを魅力に変えられる人が、人の弱さも魅力に変えられる人なのじゃよ。」

「う~ん・・・、なんか難しいですね。
具体的に私のことで言えば、『風邪をひきやすい』という欠点が、どう魅力に変わるのですか?」

「『少し体が弱い』『休養を取らねば体がもたない』
これがそちにとって弱点であり、自分を責めてしまうところよな。
ならば、それがあることで人に与えられるものとは何か?」

「えっ?人に与えられるものですか?
何でしょう?
助けてくれた人にお礼が言えること。
感謝できることですかね?」

「他には?」

「えっ?人の痛みが分かる優しさとかですかね?」

「他には?」

「えっ?まだあるんですか?」

「あるよ。
そちにとって最大の魅力になるものが、そこに眠っておる。」

「最大の魅力?」

「そう。」


   さぁ、なんでも仙人はどんな最大の魅力が眠っていると言ったのでしょうか?
              続きは明日のブログで・・・。
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