多分なにもない日

ピアノ発表会の思い出。

ピアノの習い事を、中学2.3年生の2年間する機会がございまして、ピアノ発表会に初参加した思い出を話したいです。





中学2年に、ピアノ発表会という、始めて人前に立つイベントに参加することになりました。

発表曲はサティの「ジムノペティ」
とてもゆっくりした曲です。

失敗したくないから、猛練習して楽譜も見ず弾けるまでに仕上げました。

そして、ピアノ発表会当日。
大きい会場で、25人くらいの生徒さんと、その家族の方々で、沢山埋め尽くされてました。
(;´_ゝ`)

私は、他の生徒さんと並んで出番を待っていたんですけど、、
だんだん自分の出番が近づくにつれ、心臓が飛び出そうなほどバク!バク!してきたんです。。

そんな時に、自分の番になりまして、ピアノを弾きました。。
が!!
頭が真っ白で、手だけが動いてる不思議な感覚。。
途中、手が止まってしまいました。

なんとか再スタートしたものの、ゆっくりした曲を、4倍速で早送りしたような、ものすごい早いスピードで弾いてしまい、そそくさと舞台から降りてしまいました。。

前列で聞いてた男子小学生が、親に「急に早くなったね」と言っていたのが印象にあります。。

それからは、頭真っ白のまま帰宅。
翌日に、緊張が溶けたのか嘔吐しまして、散々なピアノ発表会でした。



それから1年後、中学3年になった私は、再びピアノ発表会の日を迎えることになりました。

今回の曲は、テンポの速い、明るい曲です。

いつものように楽譜見ずに弾けるように仕上げたものの、
前回のことがあるので油断せず、とにかく自分のメンタルを安定に保つことに意識を向けてました。

母親と会場入りした際、母親から
「あんたは私の子だから、本番に強い!大丈夫。」
と励まされまして、そこで私は真に受けやすい性格なんで、(そうなんだー!)って思って、安心したんです。

本番に強い親の血が、自分に流れてるから大丈夫!っていう、謎の自信が出てきましてね。。

そのお陰か、自分の番が来たときに、発表会に出席されているご家族の様子を見るという気持ちの余裕がありました。

生徒さんのご家族は、カメラのセッティングをしてたり、色々自由に動いていて、自分の子供以外のピアノ演奏は聴いてなさそうな感じでした。

その光景を見て、私の発表を聴いてなさそうな感じなので安心しまして、今回は上手に弾くことが出来ました。

舞台の去り際に、去年もいた前列の男子小学生が、親に「すごかったね!」って言ってて、内心ホッ。。
(というか、君は聴いてくれてたんだね。)


ピアノはこの2年間しかしてないのですが、
ピアノ発表会という、人前に出る経験をしたお陰で、自信に繋がったし、沢山得るものがありました。

(母には、母子家庭なのに中古のピアノを買ってくれたこと、ピアノを習わせてくれたこと、本番前の励ましも、全てに感謝しております。)

こうやって人前に出たり、他にも色んな経験をしておいた方が、今後のピンチや人生のイベントなどで役に立つことが分かったので、マイペースですが、やりたいことをやっていきたいなと考えています。




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