多分なにもない日

石見銀山の大森エリア散策。

16~17世紀、世界で流通した銀の3分の1が日本の銀で、そのほとんどが島根県大田市の石見銀山で産出されたものだったそうです。

坑道跡がある銀山エリアと、江戸時代の街並み残る大森エリアがあり、今回は大森エリアへ行きました。

世界遺産「石見銀山観光」の見どころやモデルコースを紹介<2022・島根> |じゃらんニュース

2007年世界遺産に登録され、「歩く世界遺産」として世界的にも珍しい観光スポットとなった石見銀山。しかし実際には「なぜ世界遺産なの?」「何が魅力なの?」と、どのよう...

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正直言います。
石見銀山は観光地ではないです。
なので、ワイワイ楽しい観光を期待したらいけません。

というのも、過去に石見銀山が世界遺産登録された時に、沢山のお客さんが来たそうです。

その時に、民家の脇を通るバスが増え、大森エリアには住人達が住んでいるので、騒音、振動に悩む方が増えたそうです。
更に、ゴミのポイ捨ても目立つようになりました。

そこで、石見銀山と住人達を守るため、住人達が住む場所のバス路線を廃止。
観光客には、駐車場やバス停で降りてから、レンタサイクルやカート利用、徒歩で巡るような方法にチェンジしたそうです。

観光客側からしたら、少し不便になるわけで、そこから観光客が減少したそうです。


観光客は減りましたが、住人達の暮らしの方が優先ですので、石見銀山は「観光客に媚びない世界遺産」だと思います。


…と、長い解説になりましたが、私達は石見銀山公園の駐車場に停めて、徒歩で大森エリアを歩きました。


石見銀山~大森エリアは道が長~い!ので、レンタサイクルかカート利用がお勧めです。

私は大森エリアのみの散策なので、歩きました。


郵便局も風情がありますね~!


銀行も素敵です。


いも代官ミュージアムです。(石見銀山資料館、代官所跡)

なぜ「いも代官」なのか?

…代官の井戸平左衛門(いどへいざえもん)は、
享保の大飢饉(だいききん)の時に、被害に応じて年貢米を免除等したり、幕府の許可を得ずに、代官所の米蔵を開いて、住民に米を与えたそうです。

そして、サツマイモを普及させて、領民を飢饉から救い、「芋代官」として親しまれたそうです。

城上(きがみ)神社です。
島根県の指定有形文化財です。

城上神社の天井には、「鳴き龍」が描かれています。
絵の真下に書かれている丸の中に座って、手を叩くと、「リンリン」という、龍が鳴く音が聴こえるそうですよ。


世界遺産、自然、住人が共存している場所を、静かに、落ち着いて散策できて良かったです。

ただ、夏は暑いのと、蜂達が活発だったので、春秋あたりが石見銀山散策にはお勧めだと思います。

勉強になりました~!








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