なにわノリダーのぬるい自転車日記

ロードバイクTREK DOMANE / 520、で大阪、シカゴ、つくばを走る。

つくば~水戸 その2

2014-05-02 21:30:42 | ロングライド

前回からの続き、筑波山からフルーツラインに下りる途中で、昼飯。
やや、観光系でやばいかなと思ったが、これから飯を食うところもないかもしれないので、引き返して食べた。
かけそば700円にしようかと思ったが、パワーをつけるため奮発して鴨そばを注文。8割そばを10割そばにして100円アップで合計1300円。味はそれなりでしたが、鴨の入っているそばつゆは暖かく、つめたいそばと合わない気がした。まあ、なにか趣向があるのだろう、そういえば四国のうどんは冷あつという組み合わせもあったなあと思い、食べて見たが微妙。やはり、冷たい付け汁の方がよい。そばも10割だからなんなんだ、家で食う安いそばの方がうまいじゃないか。 
そのあたりは、僕のしたがジャンクにマヒしているだけかもしれないが。
旅とはいえ、食事は1000円以内にしないと。自転車の旅なので、味わって食う暇もないし。でも、うまくないと非常に損した気分になる。地のものを安く出す定食屋というのが理想だが。

 

フルーツラインで笠間を目指す。(途中に何件もそばやがあった。ありゃりゃあ)
路面は、非常によく軽いアップダウンを繰り返しながら気持ちよく走れた。
めったにないことだが、追い風だ。 

 

さて、笠間まであとは道租神峠 を越えるだけ。しかし、この峠が大変だった。斜度は常に10%越え,15%なんてのがざらにある。全部急坂で休むところもほとんどなし。何度も心が折れて休憩。汗がぼたぼたとハンドルにつけたGariminに落ちる。
車も低速ギアで苦しそうに上がって行く。(本人はへっちゃらでしょうが)次のカーブを曲がったら峠!という淡い期待が10回くらい裏切られて、やっと峠に到着。

 

ここからは笠間へぴゅーーと下る。



陶芸の町笠間駅のまわりは、まったく陶芸ぽっくない。
たんなるさびれた田舎駅だ。駅前の7階建てのビルは開店休業。○○証券、XX貿易なんてたいそうな看板が残っていた。
地方の衰退をあからさまに見た。こんなビルだと安く借りれるだろうなあ。今はインターネットもあるし、別にこのビルに店を構えて商売してもいいかもしれない。地元の人を雇うと地域も活性化するし。どうしても営業がいるなら、営業だけ東京の貸しオフィスにして、実業は地方でやればいい。



などと将来の金儲けの計画を練った後、案内所で見どころを聴く。
どうやら陶芸祭りがやっているらしい。 
会場の芸術の森を目指すが、結構遠い。さらに案内看板が少なく、矢印を書き忘れた看板が複数あり、どっちの方かわからない。さらに、この芸術の森がやけに立派で入っても、会場がどこかわからない。挙句に、陶芸祭り以外に、匠工房祭りとつつじ祭りがやっていて、匠工房祭りの看板がでかく、そちらに迷い込んだ。(つつじ祭りは結局見つけられなかった)
 匠工房祭りも10個ほどの出店とろくろを回している人がいるくらいで、しょぼい。
まさに現代の地方の問題を垣間見た。さびれた駅前に、どうでもいいくらい立派な公共施設、それを使いきってないし使う気もなし。



とにかくこの芸術の森の中には、イベントの地図がまったくなかったのだが、案内書でもらったパンフレットにイベント広場と書いてあったので、そこに行くとありました。



かなりにぎわってました。いい感じの陶器のビアグラスがあったのだが、これを買ってしまうとビールがぐいぐい進みおバカビール飲みが、大馬鹿ビール飲みになるのは確実なのでやめました。



陶器だけまじめに売っている店がほとんどなんだが、出店と陶器屋を合体している店も多く、面白かった。
これはJAZZ BAR。



ドイツポテト。この前の店はパイプをくわえたオヤジがブラウマイスターのドラフトを置いていた。やるなと言う感じである。



タイ風焼きそば。これにテキーラがついているところが斬新だ。近くにタコス屋にピザや。



こちらはホットドッグ。店の正面から取ってないのは、やってる人たちがアーチスト系と言うか何やら独特の雰囲気を醸し出していて、どうも写真を撮りづらかったからです。
機会があればまたゆっくりきて、出店の食べ物で食い倒れたいですね。



笠間を後にし、一路水戸へ。途中でブドウ畑のそばを通ったら、なんともいえず甘い匂いがその一帯だけ占領していた。
笠間~水戸間も追い風。今回は終始追い風人生である。単なる偶然だが、たまにはいいね。



水戸駅に到着。輪行の準備をしていると、定番のおじさん登場。
「これなんぼする?」というやつである。60前後のちょい悪オヤジが、酒の匂いをぷんぷんさせている。
パナソニックのチタンの折りたたみを持っているらしい。37万で勝ったそうだが、今は25万位とのこと。あとでしらべたらトレンクル700と言うのがまだ25万位で打売っていました。折りたたみもいまだ興味があるのだが、これはシングルスピードの用で残念。
このおじさん、一度別れてまた、パックの日本酒をストローで飲みながらやって来ました。 
「おにいいちゃん、若いんだからがんばりって」「仕事してんの」と50前のおやじですが、 若者扱い。
オールバック出ちょっとちょい悪の外見ですが、人の良さがにじみ出てて、近くの飲み屋であったらと仲良くなれそうな感じの人でした。

 

輪行でひたちのうしくに帰ったら、にわか雨。持ってきたモンベルサイクリングレインウエアがやくにたちました。

これといった見どころもないのですが、2つの峠越えと快走出来るフルーツラインがあり、なかなか良いコースでは、と思いました。

復習がてらツーリングマップルを見ていたら、水戸から北の袋田の滝、そこから高萩へ茨城県ではめずらしくお薦めツーリングコースの紫の印がついている。水戸-高萩コースで輪行して走ってみても面白そうだ。ぜひ今度試してみよう。