直列☆ちょこれいつ

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レビュー:ぎゃる☆がん だぶるぴーす

2017年06月29日 | ゲーム系



PS4のゲーム、『ぎゃる☆がん だぶるぴーす』を一応クリアしました。
一言感想としては「おもしろい感じ」、程度です。
もっとおもしろくなりそうな余地は感じたので
現在のできはもったいない気がします。

以下につらつらと所感です。


・クリアの爽快感がない

大きなエンディングルートは5個くらいあって
それをクリアしたらつぶしプレイに入るしかありませんが、
一人のルートが終わっても、満足感や爽快感がなく、
これで終わり……? みたいな感じです。

・周回プレイが面倒

一度クリアしたら二週目以降は会話など飛ばしてくれればいいですが、
スキップもないまま毎回会話が出るのは面倒です。
基本はシューティングゲームなのですから
シューティング部分にストレスを感じさせないつくりに
して欲しかったところです。

買ったアイテムもその周が終われば消えます。
でも、アイテムやポイントは持ち越しにさせて欲しかったです。
毎度お金を集めて買いなおすのはすごく面倒です。

・シューティングの足を引っ張る要素が多い

思うままにプレイしていたらトゥルーエンドへはいけずじまいで
何が悪いのかと思ったら、途中のミニゲーム的ボスバトルだけでなく
選択肢でも正解を選び続けなければいけなかったようです。
シューティングゲームメインでやり直すのも中途半端な
場所からのロードしかないのですから、
余計な選択肢はいらなかったと思います。
普通にルート入ったらシューティングの結果だけで
グッドエンドかトゥルーエンドかに分岐すればよかったと思いました。

おまけっぽい天使・悪魔ルートのボスだけは、
単なるシューティングだけで済んだので、
わかりやすくてよかったです。
全部そういうのでよかったと感じます。

女の子の3サイズを測る要素もいらなかったと思います。
急いで敵に狙いを合わせて倒すのがシューティングなのに、
敵の攻撃を受けながら時間をかけてカーソルを合わせ続けるというのは
コンセプトに反し過ぎています。

・弱点がわかりにくい

ワンショットキルできる女の子の弱点箇所は、
顔・胸・腰・尻がありますが、その区分けがとても微妙です。
ゲーム中でスリーサイズを測らなければいけませんが、
胸と尻はすぐにカーソルがあっても、腰が合いにくくてたまりませんでした。
弱点は頭・上半身・下半身の3箇所くらいで
よかったのではないかと思います。

・操作性が悪い

PS3で使えていた、MOVEの棒コントローラーが使えなくなりました。
コントローラーのキノコでカーソルを合わせるのはつまらないです。

また、今回から導入された、敵がいっぱい出てきて
コントローラー左右で画面を振るのも微妙でした。
あれをやりたいためのコントローラーなのかもしれませんが、
それなら普段どおりに視点が左右に動いて
そこで狙って撃てというほうが素直でわかりやすかったと思います。

さらに悪いのは、PS4コントローラーのアナログパッドを
使った操作が必須というところです。
人間ルートだとやり直しができないボスバトルで、
アナログパッドを使う操作がでてきます。
これの判定が異様にきつくて、
何度やってもパーフェクトをとれません。

シューティングなのに、シューティングとはまったく関係ない操作が出て、
それの操作が苦痛で、しかも点数を落とすものだというのは
本当に不愉快でした。
これのためにパーフェクトクリアはできないと思ったら
かなりゲームに冷めました。

これならアナログパッドじゃなくて、
コントローラーの両方のキノコを使うだけで
よかったのではないかと疑問です。

・視点移動が気持ち悪い

画面に写る場所はほぼ強制的に移動させられます。
どこかをズームにしていても変な風にずらされるので
すこし酔いました。

また、すこし画面を振ればアイテムなどが取れるのに、
一瞬だけで流れ去ってどうにもならない場所も
たくさん出てくるのが不愉快でした。
足を止めるなら視点も操作で動かせるようにして欲しかったです。

・ユーザビリティが不足

先に述べたように、メインストーリーが終わってしまえば
後はコンプ要素しかなくなるのですが、
このコンプ要素もものすごくきつい上、すごく不親切です。

前作では女の子のどの要素(コンプ用のアイテム)が不足しているのかが
アイコンで出されたのですが、今作ではそのアイコンがなくなりました。
どの要素を手に入れて、どの要素を手に入れてないのかは
自分でチェック表を作らないと時間ばかりかかってしまいます。

しかもコンプするには、3サイズを集めた上
衣装3種を集め、かつ、モブルートでいちいちエンディングまで
見ないといけないのだとか。
こんなのえぐすぎてやってられません。

トロフィーをコンプリートしようと思っても、
アナログパッドのせいでボス戦がパーフェクトにならないため
それもできません。

・煽りが不愉快

先述のように、プレイの合間にはチェックリストと向き合う時間が
あるのですが、そんなことをやっていると、
ゲーム側から「おなかでも痛いのか」とか「なにぼーっとしてるんだ」
と言ったような煽りせりふを投げられます。

好きでコントローラーを置いているわけではありません。
ゲーム側にチェックリストがないから、コントローラーを置いて
それを調べているだけです。

チェックリストを入れずに、こんな入れなくてもいい煽りを
入れてくるあたり、開発のいやらしさを感じます。

こんなの入れるくらいなら、二周目以降はマップを選んだら、
そのステージで出てくる女の子の表が出てくるとかにして欲しかったです。


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まとめ

プレイして思ったのは、とにかく開発がユーザーのほうを
向いていないということ。

普通なら前作のいいところを生かし、
悪いところを改良して次作を作りますが、
このゲームは前作のいいところをつぶし、
改悪した箇所が目立ちました。

MOVEを使えなくしたことと、コンプアイコンを消したこと、
コンプまでに異様に時間と手間がかかるようにしたことなどです。
また、必須ミニゲームもアナログパッドのせいで難易度が
ばか高くなったのも不愉快です。

メインルートだけクリアするなら、クリアしても物足りず。
不満分を補おうと周回プレイやろうとすると
コンプまでが異様に手間で、
かつできない人には絶対にコンプできない仕様でがっかりします。

周回プレイでコンプさせたいなら、
常識あるレベルの難易度にすればいいのに。
また、周回をしやすくする要素を入れてくれればいいのに。
……なのに、アイテムを買うお金が毎回0になるとか、
計った3サイズも共通データから呼び出さず、
毎回ステージ中は計ってない扱いになるとかも
わかりづらくてたまりません。


とにかく開発の意地の悪さ、プレイヤーへのからかいや侮辱みたいなもの
ばかりが前面に出てきて、残念で不愉快なゲームでした。
これなら前作のほうが楽しかったです。

というところで感想を一言でまとめると、
「おもしろい感じ」、程度のゲームでした。

本当にがっかりです。
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