栃の実のアク抜きの話を調べたら、
おもしろくていろいろ見てしまいました。
途中でわたしが疑問に思ったものにも
答えがでていました。
・なぜ栃の実は、煮てから粉にしていいのか。
ジャガイモは生じゃがからでんぷんを取り出すのに。
・なぜ、トチの実は、もち米とかと混ぜて食べるのか。
この疑問の根は実は同じ場所にあったらしく。
トチノミは、アクヌキの時に煮てしまうため、
でんぷんが老化してしまい、
もう水を加えて加熱しても、葛餅のような
ぷるぷる変化はできなくなっているのだそうです。
よって、エネルギーだけをえるための物質に成り下がるので、
食べ物の量を増すためのものとして
なにかに混ぜて食べるようになっている、のだとか。
……ということは、ですよ。
加熱しないで生でんぷんから毒を抜くことができれば、
くずもちとかコンニャクとかタピオカとかみたいな、
なにかあたらしい、くにゃくにゃ系はごたえの、
おもしろいトチノミ食品を作り出せる可能性が
あるということです。
なにか商業的チャンスを感じる……!
といきたいところですが、わたしには一切商才はないので
わたしがおもしろく感じるということは
まったく売れないし、儲からないものなんでしょうねえ。