直列☆ちょこれいつ

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ホロケウの語源とおおかみの語源

2022年01月24日 | ちょこのひとかけ

ゴールデンカムイとシャーマンキングを見ていたら、
アイヌ語のオオカミの単語が出てきました。

ホロケウ。

この単語の語源はわかるでしょうか?


日本語や外国語の方言化ルールというのがわかっていれば、
これくらいの単語を見分けるのは簡単です。

まず、英語の狼は『wolf』ウォルフ。
ロシア語の狼は、『volk』ヴォウク。
二つ並べてみれば、共通と揺らぎの発生はわかるでしょう。

言語の世界では『w』音と『v』音は交換可能、
『f(h)』音と『k』音は交換可能なので、
どちらも同じ単語、同じ音です。


では、これを混ぜ合わせ、語尾に母音をつけたら?
『wolke』
ではなんと読むでしょうか。



……と言えば、『ウォロケー』あたりになって。
『ウォロケー』から『フォロケイ』『フォロケウ』あたりが発生しそうです。
この音は『ホロケウ』に通じますから、
アイヌ語の『ホロケウ』は、大陸系で共通する単語、
『狼(wolf)』系統の言葉が方言化しただけのものだと
考えるべきでしょう。

というような、大陸系の単語を持つ一方で、
カムイやイナウなど、日本語系統の発音と概念が
アイヌ語には見えます。
そのため、アイヌ語は語源をたどるのがすごく難しいのです。

わたしの母言語は北海道弁ですが、
沖縄弁は方言化ルールがかなり適応されている言葉なので
一見わかりにくく思えても、考えると意味がわかったりします。
距離としてはアイヌ語のほうが近いのに、
理解としてはアイヌ語のほうが遠く
沖縄弁のほうが近い……言葉とは面白く、不思議なものです。



というのはおいておいて。
ついでなので日本語の『おおかみ』の語源です。
わかるでしょうか。

いまのところ、『大神』や『大噛み』だとか言われるようですが、
わたしはどれも違うと思います。

『狼』は日本語では『おーかみ』。
これを覚えて、以下。

『狼』は英語では  『wolf 』ウォル+フ
『狼』はアイヌ語では『wolke』ウォロ+ケ+ウ
『狼』はロシア語では『wolf 』ヴォウ+ク
『狼』は日本語では 『?? 』おーか み

日本語の発音と、大陸弁の発音には、共通発音が見えますよね?

大陸共通弁『wolf』に対し、後ろに『e』あたりをつけたのが
『ウォロケー』『ホロケウ』でアイヌ語。
なら、大陸共通弁『wolf』に対し、後ろに『m』をつけたら
『wolkm』、『ウォークム』で、
『おーかみ』音が出るのではないでしょうか?

まあ 確かめる手段もないし、そこらへんの語源には
別段興味もないので調べることはしませんが、
アニメを見ながらそんなことを考えました。

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