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気が付けば台所の片隅で・・・・
山に戻って来るまで気になっていたアオちゃん
帰っても顔を見せない 放ったらかしていたので仕方ないと思いつつも
どうにも気になるアオちゃん 朝になると定位置の手洗いをのぞくが・・・・
山に帰って三日目の夜中 トイレに行くと
手洗いからピョンとアオちゃんが顔をのぞかせる
暫くアオちゃんとオシャベリして私は寝床へ・・・・
考えてみるとカエルは夜行性 夜餌を探して出歩く
今までも夜でかけて 昼 私の相手をしてくれていたそれが今夜は夜 顔を見せてくれた
朝起きて顔を見に行くが姿はなし あの後餌探しに出掛けたのなら昼までには帰って来るだろうと あの夜以来今日まで姿を見せない
寒くなってきたので新しい寝ぐらへ引っ越したか 新しい仲間と楽しく・・・・
考えてみると あの夜の一時はアオちゃんが別れを言いに来てくれたのかも
そんな思いが強まる
チョッとした思い出と嬉しい気分を残してくれたアオちゃんにありがとうを・・・・
チョッとした仕草が可愛く こちらの声に応えてくれた小さな相棒
言葉の通じないアオちゃんとでさえ 意志を通わせることが出来ると思えるのに
言葉というツールを持つ人間同士が意志を通わせることの何と難しいことか