①告発での最も重要な点
・捏造したデータ(画像)を用いて論文を投稿したこと。
・および、それらの研究に公的研究費(競争的資金)が使用されたこと。
の2点が最も重要です。
異なる実験のデータ(図、画像)同士が、類似している(流用されている)ということは、
どちらかの実験が嘘であるということであり、
また、実験自体が行われていないということであり、大問題です。
日本学術振興会を所管している文部科学省の
「競争的資金に係る研究活動における不正行為対応ガイドライン ー II 研究活動の不正行為等の定義」 において、
研究不正行為の定義を、「捏造」 「改ざん」 「盗用」 の3つに限るとされています。
今回の画像の流用は、「捏造」 や「改ざん」に当たります。
被告発者が所属する研究機関(琉球大学)は、これらの研究不正に関して告発を受付けた後速やかに、
告発された行為が行われた可能性、告発の際示された科学的合理的理由の論理性、 告発された研究の公表から告発までのなどの告発の合理性、調査可能性等について予備調査を行わなければならず、
期間の合理性を判断する際には、生データ、実験・観察ノート、実験試料・試薬など研究成果の事後の検証を可能とするものについての各研究分野の特性に応じた合理的な保存期間、あるいは被告発者が所属する研究機関が定める保存期間が、各研究分野の特性に応じた合理的な保存期間あるいは被告発者が所属する研究機関が定める保存期間を超えるか否かなどを配慮するものとするとされ、
それらの予備調査の結果、本調査を行うか決定する。
とガイドラインに記載されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/houkoku/06082316/001/007.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu12/houkoku/06082316/001/008.htm