だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

読書 あのねのね 「あこがれのユーチューバー」 📚

2023年05月17日 | クリエーター・モード
やったー! マキセツ姐さん (^^♪


仲良しの牧野節子さん@マキセツ姐さんの新刊をご紹介します。

「あこがれのユーチューバー」  牧野節子 作/はせがわはっち 絵  国土社刊


【内容紹介】 ネットより
俊の夢はユーチューバーだ。人気のユーチューバ―・ピカリンにあこがれている。
一方、友だちの英太は伝統芸の紙きり芸に夢中だ。
そんなある日、英太がとっぴょうしもない計画を持ちかけてきた。
俊のラップと紙きりで、影絵を上演しようというのだ。
だが! 夢にチャレンジする二人の、笑いと友情のホットな物語。


このタイトルを見ただけで、ワタクシメは牧野節子さんの「旬!」を感じました。
牧野節子さんはご自身のブログでYouTubeも開設。
自作やお気に入りの短編の朗読をされている「ユーチューバー」でもあります☆彡 《牧野節子の部屋》
牧野節子さんは常にご自身の「心ふるえるモノ・コト」を素材にして創作されています。

牧野節子さんは落研出身ということもあり「お笑い」好き、
ピアノやエレクトーンの講師の経験もあり(というか生まれ持った素質がおありなのです)、文章から音楽が聴こえるんです🎶
「ラップ」をモチーフにした作品もあるし、「プロレスラー」「アイドル」「バレリーナ」「クッキング」などなど。
子どもが飛びつきそうな素材(ネタ)をふんだんにお持ちです。
でも「流行」に媚びるのでなく、しっかりとしたテーマ・メッセージを発信されています。
「普遍的なテーマ」があることが児童文学には不可欠だと、ワタクシメは思っています。

今作において、伝統芸能である「紙きり芸」と「ラップ・ユーチューバー」といった現代的な素材と掛け合わせるとは・・・ニクイね(^_-)
マキセツ姐さんにしかできないワザであります!
そしてハラハラドキドキがあり(これも児童文学に必要な要素)、ラストはちょっひり淋しく、でもほっこりとした気持ちで、読者は主人公たちをみつめることができるでしょう😊

作家にとって、等身大の自分を描ける時ほど幸せなことはありません。
たぶん今頃マキセツ姐さんは満足なさって、「次は何をやろうか」と、アンテナを研ぎ澄ましていることでしょう。

ぜひお手に取ってご覧下さい📕



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