自己愛性人格障害について調べているうちに、私の母もこれだったのではないかと思い始めた。
当てはまる部分とそうでない部分があるけれど。
まず、母は、私たち子供に見せる顔と、世間に見せる顔がまったく違う。
世間に対しては、ニコニコして笑い上戸で明るくていい人だが、子供の前ではいつも不機嫌で、愚痴ばかりで、臭い顔をしているのだ。
実家に行っても、ニコニコ出迎えてもらったことなど一度もない。
いつも、あ、来たの?と、当たり前のように言われる。
次に、私は三姉妹なのだが、母はいつもその場にいない子供の愚痴を言う。
私に対しては、他の2人の姉妹の愚痴を言い、姉妹に対しては、私の愚痴を言うのだ。
お陰で、私達姉妹は何度も揉めている。
それから、母は何か決めなくてはならないときは、自分で決めずに、私達姉妹3人に相談して、その中の誰かの考えに従う。
それで、何か問題が起これば、娘の誰かのせいにする。
決して自分は悪くない。
そのせいで、私達姉妹が争うことになる。
母はいつも高みの見物してるのだ。
また、母は、娘にこうしてほしいと頼むことができない。
いつも、困ってることを娘に言い、娘からやってもらうことを期待するのだ。
例えば、母がどこかに行きたくて、でも誰も車に乗せて行ってくれないとき、困ったとは言うが、お願いできないかとは決して言わない。
そして、母の思い通りに娘が動いてくれないと、こんなに年取って足が悪くて辛いのに、とか、もう私なんかあと何年も生きられないのに、とか、早く死にたい、とか、言って、話をすり替えて同情を得ようとするのだ。
あと、昔から感じていたのだが、母にとっては娘は道具というか、母の望み通りに動く存在であって欲しいようだ。
母の願いをなんでも叶えてくれる娘であってほしいのだ。
娘の自由を尊重するよりも、家を継ぐことや自分の面倒を見てもらうことが、母にとっては一番重要な事なのだ。
もし万が一、娘が病気になったりしたら、自分の面倒を見てくれる人がいなくなるという意味で、娘を心配するようだ。
それから、母は、周りの友達と自分を比較して、友達の方が幸せだと、すごく嫉妬する。
逆に友達に何か不幸な出来事があると、機嫌が良いのだ。
今の自分がどれだけ恵まれているかなど、理解できない。
比較対象は、あくまでも恵まれている友達なのだ。
それに対して自分は何て不幸なんだと、いつも思っているようだ。
ま、娘を馬鹿にしたりする事はないのだけれど、自己愛性人格障害に当てはまる部分も多いと思った。