前回の記事に、私が若いころ腱鞘炎になったことを書きましたが、同じような指を酷使する仕事をやってたたくさんの仲間は、腱鞘炎にならない人が大多数でした。
私はその仕事を三年やってて、腱鞘炎になってしまったのですが、他の大多数の人たちは、10年、20年同じような仕事をしても、腱鞘炎にはならないようです。
ということは、私の体質が、体を使い過ぎると、炎症を起こしやすい体質だということです。
そのことがわかってから、私は体の一部を酷使する仕事、肉体労働を避けてきました。
だから、結婚してからは、事務の仕事をほんの数年しかしたことがありません。
みんなと同じように仕事をしないと、社会では負け組になってしまうとばかりに、私のような体を酷使すると炎症を起こしやすい体質の人が、自分の体に鞭打って、仕事を頑張り、膠原病(リウマチや多発性筋炎)になる方がいるようです。
みんなと同じことが出来ないのは、自分が怠け者だからだ、根性がないからだ、などと思い、体が悲鳴をあげているのに、それを無視して体を壊してしまうんですね。
持って生まれた体質は、変えることができません。
人は皆、それぞれ違うのです。
人が出来るのに、自分が出来ないはずがない、と思わずに、大切なことは、体からの訴えをよく聞くことだと思います。
自分にはこの仕事は、体がついていかないからできないと思ったら、体力に見合う仕事に転職をした方が良いのではないかと思います。
それは決して自分が仕事が出来ないから、根性がない駄目人間だから、怠け者だから、と思ってはなりません。
仕事よりも一番に優先すべきと思うのは、体の声に耳を傾け、体をいたわることだと思うからです。
世の中、捜せば楽な仕事もあるものですから。
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