今朝は4時頃から眠れなくなり、布団の中で、昔の色んなことを思い出していた。
ふと、子供の時の記憶が蘇る。
私の家にはばあちゃんがいた。
そのばあちゃんが毎年作ってくれたのは、笹ゆべしだった。
そのゆべしは大量に作られ、台所の竿に吊るされた。
私達姉妹は、お腹が空くと、そのゆべしを一個取り、食べていた。
笹の香りがして、とても美味しい味噌ゆべしだ。
ごまや胡桃が入っていた。
特に美味かったのが、蒸し立てのゆべしだ。
あれは、最高に美味かった。
昔の人の知恵は素晴らしい。
そのゆべしは、冷蔵庫に入れなくても、腐ることなく何日も保存できた。
笹の葉のおかげである。
そんな、手作りの食べ物は、何十年経っても、忘れられない思い出となる。
ばあちゃんが一生懸命ボールの中で粉をこねて作っていた姿が懐かしく思い出される。
私も、孫ができたら、ぜひ手作りの笹ゆべしを作ってみたいと思う。
余談だが、子供の頃、食パンを4等分に切って、砂糖と塩を加えた溶き卵をつけて、フライパンで焼いたものを、ばあちゃんに食べさせたら、とても喜んでくれた事も思い出した。
手作り料理というものは、心に温かい思い出を残すのだろう。
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